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海猫沢めろん

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作家
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うみねこざわ・めろん

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「小説」が愛おしくなる『本をめぐる物語 小説よ、永遠に』 副題に込められた意味とは?

「小説」が愛おしくなる『本をめぐる物語 小説よ、永遠に』 副題に込められた意味とは?

『本をめぐる物語 小説よ、永遠に』(神永学ほか/KADOKAWA メディアファクトリー)

『ダ・ヴィンチ』に連載していた「本をめぐる短編」から誕生したアンソロジーの第3弾。「小説よ、永遠に」という祈りのような副題をつけたのにはわけがある。

毎月、本や作家、書店等をテーマにいろいろな作家の方にご寄稿をお願いしていたが、15年8月号掲載の藤谷治さんの「新刊小説の滅亡」は、極めてショッキングな内容だった。藤谷さんから原稿が送られてきたときに、「恐らくですが、期待なさっていたのは、このような小説ではないと思います。それでも、本を巡る物語となると、これが頭にこびりついて離れませんでした。とにかく読んでみてください。没もありうると覚悟しています。だけど、よろしくお願いします」とメールに書かれていた。

この藤谷さんが本作を書いた経緯については、 「新刊小説は滅亡について考えた方がいい」(マガジン航)を参照ください

各出版社が文芸誌を廃刊し、新刊小説の刊行を一切やめるというストーリー。本作を読んだ時、危機感と同時に小説に対する深い愛を感じて、そうした作品を集めてアンソ…

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注目作家・海猫沢めろん、年収100万円で書いた“時給800円小説”刊行

注目作家・海猫沢めろん、年収100万円で書いた“時給800円小説”刊行

 「家賃は3万円です。去年は本を出さなかったせいもあって、年収100万円切りましたから。ずっと小説を書いていたんですけどね。おもにこの本に入っている小説を、毎日書いたり消したりしてたんです」     最新刊『ニコニコ時給800円』(集英社)を発表した気鋭の小説家・海猫沢めろんは、いきなり衝撃の事実を告げた。本作は、時給800円で働く人びとの姿をユーモアの利いたストーリーと、たっぷりのリアリティで描き出す連作短編集だ。     「高校卒業した後、仕事はいっぱいやりましたね。地元でホストをやって、10円ポーカーの店員をやって、あとは地方政治家のボディーガード……。あとは鍛冶屋! RPGの話みたいですけど、ホントです(笑)。どのバイトも、時給800円ぐらいでしたね。でも、お金に困ったことがないんですよ。家賃さえやりくりできれば時給800円の仕事でもまったく問題ないっていう、自分自身がそういう感覚なんですよね」     その感覚は、この小説を書くために取材した人々からも、感じられたものだという。     「いろんな人に会いましたけど、“ワーキングプア…

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出版社
株式会社ゲンロン
発売日
2021-09-15
ISBN
9784907188429
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