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文学ムック たべるのがおそいvol.7

文学ムック たべるのがおそいvol.7

文学ムック たべるのがおそいvol.7

作家
斎藤真理子
岩井俊二
銀林みのる
櫻木みわ
飛浩隆
西崎憲
松永美穂
小山田浩子
高山羽根子
柳原孝敦
熊谷純
佐伯紺
錦見映理子
虫武一俊
梅﨑実奈
東雅夫
チョン・ミョングァン
ハイミート・フォン・ドーデラー
吉良佳奈江
垂野創一郎
出版社
書肆侃侃房
発売日
2019-04-17
ISBN
9784863853621
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文学ムック たべるのがおそいvol.7 / 感想・レビュー

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辛口カレーうどん

嗚呼、嘘だと言ってくれ〜。終刊号なんて…年二回の楽しみが…。西崎編集長、いつかまた復活させてください。今回もごく普通の日常であるようでいて、どこかいびつで不穏な雰囲気の話が多く、大変好み。すべて良かったが、特に飛浩隆さん、西崎憲さん、チョン・ミョングァンさんが好き。短歌では熊谷純さんが好き。少し古風な音の響きが心地よい。毎回初めましてな作家さんが多く、新しい出会いがうれしかった。知っている作家さんも面子にひねりがあり、あっ、この人が?という驚きが楽しかった。短い間だったけどありがとうございました。

2019/04/20

つくえくん

最初から最後まで読める文学ムック、いよいよ終刊は残念。今回の収穫は小山田浩子の「けば」。くだらない日常と、道路でひかれて横たわる得体の知れない動物の死骸のコントラストがなんとも不穏だ。短歌も小説も翻訳も、日常とつながっているところから、びっくりするような場所に連れて行かれるので面白かったな。

2019/07/03

かふ

もう終刊になってしまった月刊誌なんだけど、短歌、翻訳、小説、エッセイとジャンルレスな文芸誌(俳句はなかったけど)。毎回テーマがあって面白い試みだと思うが今雑誌は難しいんだろうな。特集は「ジュヴナイルー秘密の子どもたち」。西崎憲『お前知っているか、東京の紀伊国屋を大きい順に結ぶと北斗七星になるって』長い題名だが、題名だけでも惹かれる。調べてみたくなるよね。実際にそうじゃないにしても、北斗七星というのが魅力的だしさらにそこから北極星を導き出すどこにでもない秘密の場所。確かに行ってみたくなる。

2019/05/17

浮遊

Vol.7にして終刊。特集はジュヴナイル。物語世界の入り口が終刊号の特集とはなんて美しく、また未来を感じさせてくれるのだろう。短いが求心力抜群の巻頭エッセイ、斉藤真理子の『文とふん』から沸き立つ静かな熱意に当てられて勿体ないと思いつつも一気に読み進めていく。小山田浩子『けば』、飛浩隆『ジュヴナイル』、西崎憲『おまえ知ってるか、東京の紀伊國屋を大きい順に結ぶと北斗七星になるって』、チョン・ミョングァン『退社』が好き。創作、翻訳、短歌、エッセイと常に様々な出会いときらめきをくれたたべおそ。お疲れ様でした。

2019/04/29

nozomu

遅まきながら、たべおそ最終刊読了。本号でも未知の作家に出会えた。飛浩隆『ジュヴナイル』のユートを不思議な世界に誘うニワの文章、櫻木みわ『米と苺』の夏の先入観のなさ等、10代にしかわからない瑞々しい感性を描いた佳作。小山田浩子『けば』の動物の死骸とお清めの塩、飲み会メンバーのその後には相関関係を感じてしまう。不穏さを残す余韻の表現はさすが。チョン・ミョングァン『退社』は、まるで日本の近未来ディストピアを描いたかのよう。今村夏子、大前粟生、宮内悠介を教えてくれたたべおそ。またいつか、別の形で出会えますように。

2019/08/03

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