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谷村志穂

職業・肩書き
作家
ふりがな
たにむら・しほ

「谷村志穂」のおすすめ記事・レビュー

不倫を疑われて離婚&失職。ワンルームからの再出発――谷村志穂の書き下ろし最新作『ゼンマイが解けて』が公開!

不倫を疑われて離婚&失職。ワンルームからの再出発――谷村志穂の書き下ろし最新作『ゼンマイが解けて』が公開!

写真提供=Getty Image

 2017年に刊行した『移植医たち』で、困難な移植医療に立ち向かう医師たちの姿を克明に描き、話題を呼んだ谷村志穂さん。ベストセラーになった『結婚しないかもしれない症候群』でデビュー以来、女性の人生に寄り添う思いで、さまざまなジャンルの作品を発表してきた。そのキャリアは30年におよぶ。

 1月に30周年記念イベントも行われ、今後の執筆活動に意欲を燃やす谷村さんの書き下ろし最新作が、このたびJTが運営するWEBサイト「ちょっと一服ひろば」で公開される。

 タイトルは『ゼンマイが解けて』(全5話)。一話については、「ダ・ヴィンチニュース」の特設ページでも読むことができる。

 母の形見の時計の修理を依頼するために、銀座の外れにある小さな時計工房を訪れた斎藤愛菜絵。夫との気持ちの擦れ違いから起こったトラブルで離婚、職まで失ってしまった彼女は、ワンルームマンションに引っ越したばかり。形見の時計は3年ほど止まったままにしていたが、一人になったいま、母にだけは傍にいてほしくて、急に修理を思いついたのだ。

「時計なんだったら、まあ大抵は…

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谷村志穂の書き下ろし最新作『ゼンマイが解けて』を無料公開!

谷村志穂の書き下ろし最新作『ゼンマイが解けて』を無料公開!

『ゼンマイが解けて』#1 呼び鈴

 リイカ時計工房は、銀座の外れの路地を入った先、古いビルの三階にあった。

 先ほど手渡された地図を確かめて、斎藤愛菜絵(さいとうまなえ)は、ゆっくり、その階段を上がった。少し、きしきし音の鳴る階段だった。  マンションの一室のようだが、とびらには、木製のボードで時計工房の名がぶら下げられていて、彼女は呼び鈴を押す。 「どうぞー」と、中からのんびりした声が返ってきた。  入っていくと正面に小さなカウンターがあり、片方の目にレンズをつけた白髪の人が、向かい合って座った。グレイのベストを着ている。室内は、意外にもそれなりの広さがあって、それぞれ机に向かっている、七、八名の働き手が見えた。

Photo=Getty Images

「紹介してもらって、来ました」  先ほどまで訪れていた百貨店の名を出したが、別に懇意でもないようだった。 「それで、ご用は?」  手短に頼みますよ、とでも言いたげな、乾いたやり取りに思えた。 「大した時計ではないのですが、母の形見なので、直せるなら直してほしいんです。切れた電池をそのままにしてあったの…

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“他人の死でしか、救えない命がある”――臓器移植法施行から20年、脳死移植という領域に踏み込んだ渾身作『移植医たち』。谷村志穂インタビュー

“他人の死でしか、救えない命がある”――臓器移植法施行から20年、脳死移植という領域に踏み込んだ渾身作『移植医たち』。谷村志穂インタビュー

「本当は伝えたかったんです。自分が受けた医療を」――かつて移植を受けた読者からの手紙にはそう書いてあったという。けれど、それを口にすることを阻む空気は、いまだにこの国を覆っている。 “他人の死でしか、救えない命がある”――脳死移植という領域に踏み込んだ本作からは、医師たちの並々ならぬ気概が伝わってくる。臓器移植法施行から20年が経った今、多くの人に読んでほしい一冊だ。

谷村志穂たにむら・しほ●1962年、北海道生まれ。90年、ノンフィクション『結婚しないかもしれない症候群』が支持を集め、91年、初の小説『アクアリウムの鯨』を発表。2003年『海猫』で島清恋愛文学賞を受賞。著作に『余命』『尋ね人』『いそぶえ』『ボルケイノ・ホテル』『大沼ワルツ』など多数。『ききりんご紀行』で17年青森りんご勲章受章。

いったん扉を開けたら絶対にあきらめない。そんな人々を、私は描きたかったのだと思います

“私はあなたのような医者に出会わなかったら、おそらく、移植になんか関心は持たなかった”――物語中盤で現れるその場面はクリスマスイブ。身体中に点滴をつながれ、B型肝炎からの…

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46年前に失踪した恋人を探して 谷村志穂『尋ね人』スピンオフ作品が無料公開

46年前に失踪した恋人を探して 谷村志穂『尋ね人』スピンオフ作品が無料公開

『尋ね人』(谷村志穂/新潮社)

谷村志穂の小説『尋ね人』のスピンオフ作品「冬のテネシー・ワルツ(全5話)」が無料公開される。第1話は雑誌『ダ・ヴィンチ』12月号と、「ダ・ヴィンチニュース」で、2話以降はJTが運営するWEBサイト「ちょっと一服ひろば」での公開となる。

『尋ね人』の主人公、杉田季恵は末期がんの母親から、46年前に自分のもとから突然姿を消したかつての恋人を探して欲しいと頼まれる。東京での生活に疲れて、故郷・函館に戻った季恵だったが、若き日の母と恋人の熱き心に触れ、いつしか自分の失った恋を重ね始める。古きやさしい街の抱えた記憶――はたして、李恵は真実に辿り着き、母と恋人の再会は叶うのか。

同名のドラマ作品が2012年衛星放送で制作されており、主演に夏川結衣、若き日の母親役に志田未来、そして今回のスピンオフにも登場する探偵・古賀役をTEAM NACSの安田顕が務めている。

今回無料公開されるスピンオフ「冬のテネシー・ワルツ」の主人公は、原作の主人公でもある杉田季恵。

第1話では、病床の母に、かつての恋人・大橋の行方について報告する季恵と探偵の古賀の…

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『尋ね人』の番外編が読める! 谷村志穂書き下ろし新作を無料公開

『尋ね人』の番外編が読める! 谷村志穂書き下ろし新作を無料公開

とある広場で“あの人”と

今月の“あの人”は…『尋ね人』の 杉田李恵(すぎたりえ) 『尋ね人』 谷村志穂 / 新潮社 突然姿を消したかつての恋人への思いを断ち切れずにいた母。その失踪から46 年、母はいま末期がんを宣告された病床にあって、なぜ恋人が自分の前から消えてしまったのか、その後どんな人生を歩んだのか、それを知らずに逝くことが唯一の心残りだという。母のそんな告白とともに、最後の願いとして、その男の行方を探すことを託された娘の李恵。東京での生活に疲れて、故郷・函館に戻った彼女だったが、若き日の母と恋人の熱き心に触れ、いつしか自分の失った恋を重ね始める。古きやさしい街の抱えた記憶――はたして、李恵は真実に辿り着き、母と恋人の再会は叶うのか。2つの時代が交差する恋愛長編。

番外編 冬のテネシー・ワルツ【第一話】谷村志穂

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注目の新刊 『尋ね人』 ダ・ヴィンチ2012年7月号

注目の新刊 『尋ね人』 ダ・ヴィンチ2012年7月号

昭和27年、突然姿を消し二度と会えなかった恋人。それから50年。末期ガンの母に代わって消えた男を探す娘は、いつしか母の思いに自分の恋を重ね始めていた――。北海道函館市を舞台に昭和と平成、二組の恋人たちの姿を描いた渾身の恋愛小説。

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ISBN
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ISBN
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ISBN
9784309027326
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移植医たち (新潮文庫)

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作家
谷村志穂
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新潮社
発売日
2020-02-26
ISBN
9784101132594
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