ヒットメーカー・池井戸潤が描く爽快青春小説『アキラとあきら』が新装版文庫に! 半沢直樹との共通点は?

本日発売の「文庫本」の内容をいち早く紹介! サイズが小さいので移動などの持ち運びにも便利で、値段も手ごろに入手できるのが文庫本の魅力。読み逃していた“人気作品”を楽しむことができる、貴重なチャンスをお見逃しなく。 《以下のレビューは2017年11月時点の内容紹介です》
『アキラとあきら』(池井戸潤/集英社)
〈幼いころの君は、どんな音を聴いていた?/幼いころの君は、どんな匂いを嗅いでいた?〉
印象的な問いかけから始まる物語に、読者はきっと、自身の少年、少女時代を重ねるだろう。ヒューマンな社会派ドラマを次々と世に問うヒットメーカー・池井戸潤氏の新作『アキラとあきら』(徳間文庫)は、著者初の〝青春小説〟の趣が濃厚な作品である。
江戸川乱歩賞を受賞したデビュー作『果つる底なき』(講談社文庫)に始まり、〝倍返し〟の決め台詞で大ヒットした「半沢直樹シリーズ」(既刊4冊、文春文庫ほか)、同じくドラマ化で人気を博した「花咲舞シリーズ」(『不祥事』講談社文庫・実業之日本社文庫)など、池井戸氏の原点ともいえるのが〝銀行もの〟。本作『アキラとあきら』も、その系統に連なる…