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梨木香歩

職業・肩書き
作家
ふりがな
なしき・かほ

プロフィール

最終更新 : 2018-06-08

1959年生まれ。『西の魔女が死んだ』で日本児童文学者協会新人賞、新美南吉児童文学賞、小学館文学賞を受賞。他の著書に『裏庭』『家守綺譚』『冬虫夏草』『海うそ』『ぐるりのこと』『水辺にて』『渡りの足跡』など。

受賞歴

最終更新 : 2018-06-08

1995年
『西の魔女が死んだ』第28回日本児童文学者協会新人賞
1995年
『裏庭』第1回児童文学ファンタジー大賞
1995年
『西の魔女が死んだ』第44回小学館文学賞
2006年
『沼地のある森を抜けて』第16回紫式部文学賞
2011年
『渡りの足跡』第62回読売文学賞 随筆・紀行賞

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ヤービは、私の中にずっとあった生命力そのものなんです。―『岸辺のヤービ』梨木香歩インタビュー

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 「夜、アオバズクの声がしているなあと思ったら、朝、それだけ玄関に落ちていたんですよ」  梨木さんがそう言って、水色の小箱をそっと開けて見せてくれたのは、カブトムシの頭だった。白い綿の上にうやうやしく置かれたそれは、まるで鹿の角のように輝いていた。 「見つけた時は日の光できらきら光って、目が宝石みたいでした。美しいでしょう」  ご自宅でのインタビュー。テーブルの上にはクローブとカルダモンが入ったお手製のレモネード。大きな窓の外にはサルスベリの木。おまけにこんなものまで見せてもらって、いきなり梨木さんの物語の中に招かれたようで、くらくらしてくる。

死を巡礼する物語から、命の喜びを歌う物語へ。

 永遠の子どもたちに。  そんな献辞で始まる『岸辺のヤービ』は、梨木さんの児童文学への想い、フィールドワークを実践する中で培ってきた命へのまなざしがぎゅっと詰まった物語だ。しかも嬉しいことに、これはここから始まるマッドガイド・ウォーターを舞台にしたシリーズの記念すべき第一章でもある。  その主人公、二足歩行のハリネズミみたいなふしぎな生き物、クーイ族のヤービをどん…

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注目の新刊 『エストニア紀行 森の苔・庭の木漏れ日・海の葦』 ダ・ヴィンチ2012年11月号

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スカンジナビア半島の対岸に位置するエストニア。首都タリンから、古都タルトゥ、オテパーの森、バルト海に囲まれた島々へ――。端正な街並みと緑深い森、被支配の歴史を持つこの国を『家守綺譚』などで知られる作家が旅し、祖国を愛する人々の魂にふれた紀行。

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注目の新刊 『雪と珊瑚と』 ダ・ヴィンチ2012年6月号

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珊瑚、21歳、シングルマザー。生まれたばかりの赤ちゃん・雪を抱えて、途方に暮れていた彼女だったが、さまざまな人との出逢いに支えられ、心にも体にも優しい総菜カフェをオープンさせることに。人生を切りひらいてゆく珊瑚の姿が胸を打つ、感動のビルドゥング・ストーリー。

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特集番外編1 2008年7月号

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特集番外編1 梨木香歩特集   編集P   ちいちゃなものに目を向けることが大切だと思うんです、と、今回の特集にご協力くださったかわしまよう子さんは、おっしゃっていました。 『西の魔女が死んだ』をイメージした雑草の寄せ庭をつくっていただけませんか、とむりなスケジュールの中でお願いしたわたしたちに、「さっそく読んでみました」とお電話をくださったかわしまさん。ご快諾いただき、初めてお会いした喫茶店のテーブルには、グラスに挿された草花がありました。やっぱりこういう植物を飾るお店が好きなのかな、と思っていると、おもむろに、「これがキュウリグサなんですよ。家の庭から摘んできたんですけど」と。静かにさりげないけれど、でも存在感のある草花、それがまさかお庭に生えている雑草だなんて思いもせず、驚くと同時に、ああ・この方にお仕事を受けていただけてよかったと、心から感じたのでした。 雲行きが怪しく、台風直撃か、と思われた撮影日。集合時間が近づくにつれ、風も弱まり、日の光も見えてきました。撮影場所である池尻大橋の茂みは、かわしまさんが見つけてくださった場所。30分前…

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ダ・ヴィンチ 2008年7月号

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