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宇垣美里

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タレント・その他
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うがき・みさと

「宇垣美里」のおすすめ記事・レビュー

宇垣美里さんの心を動かした安住紳一郎アナの言葉

宇垣美里さんの心を動かした安住紳一郎アナの言葉

©︎文藝春秋

 マンガを語らせたらこの人! というくらいマンガ通で知られる宇垣美里さん。週刊文春の連載をまとめた書籍『今日もマンガを読んでいる』(文藝春秋)を上梓し、その文章の熱量と密度は圧倒されるし、ずっと一人で戦い続けてきた方なんだとも感じる。宇垣さんにとって「書く」とは――?

(取材・文=立花もも) 『1122』『チ』… 宇垣美里さんが選んだ傑作マンガ集&エッセイ『今日もマンガを読んでいる』に込めた思いとは?

――2017年に、宇垣さんが『Quick Japan』に寄せるエッセイで書かれた〈災難や理不尽を全部受け止めるには人生は長すぎる。そんな時『私はマイメロだよ~☆ 難しいことはよくわかんないしイチゴ食べたいでーす』って思えば、大抵のことはどうでもよくなる〉という文章はかなり反響を呼び、今も語り継がれていますよね。

宇垣美里(以下、宇垣さん):1500字ぐらいで何か書いてくださいと言われ、つらっと書いたものが、まさかこんなにも読んでもらえるとは思わなくてびっくりしました(笑)。ただまあ……“書く”というのは、エッセイに限らず、自分の何かを曝け出…

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『1122』『チ』… 宇垣美里さんが選んだ傑作マンガ集&エッセイ『今日もマンガを読んでいる』に込めた思いとは?

『1122』『チ』… 宇垣美里さんが選んだ傑作マンガ集&エッセイ『今日もマンガを読んでいる』に込めた思いとは?

©︎文藝春秋

 2019年から始まった、週刊文春の連載「宇垣総裁のマンガ党宣言!」。宇垣美里さんがこれぞ今読むべしというマンガをお勧めし、ときに時事問題をまじえて熱く語りたおす同連載が、『今日もマンガを読んでいる』(文藝春秋)とタイトルを変えて書籍化された。「つらいときは自分がマイメロになったつもりでやり過ごす」というマイメロ論で話題を呼んだ『Quick Japan』巻頭エッセイをはじめ、TBSアナウンサー時代に執筆したエッセイ8篇も特別収録した同書について、宇垣さんにお話をうかがった。

(取材・文=立花もも) 宇垣美里さんの心を動かした安住紳一郎アナの言葉

――読んでいると、文章の熱量と密度に、宇垣さんが本当にマンガを愛しぬいていることが伝わってきます。

宇垣美里(以下、宇垣さん):連載のお仕事はいくつかやらせていただいているんですけど、「宇垣総裁のマンガ党宣言!」はその中でもカロリー消費の高いもののひとつで。マンガを紹介するということは、作者はもちろん、そのマンガを愛している他のファンにも恥ずかしくないものを書かなければいけないということなんです…

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フィクション世界の“女”って、型が決まりすぎじゃない? 現実社会とのつながりを正面から描いたシスターフッド×GL漫画、『つくたべ』愛読者座談会

フィクション世界の“女”って、型が決まりすぎじゃない? 現実社会とのつながりを正面から描いたシスターフッド×GL漫画、『つくたべ』愛読者座談会

『作りたい女と食べたい女』2巻(ゆざきさかおみ:著/KADOKAWA) 『作りたい女と食べたい女』(ゆざきさかおみ:著)最新コミックス第2巻の発売を記念して、『つくたべ』愛読者による座談会を開催。料理が大好きな野本さんと、食べるのが大好きな春日さんが出会い、関係を深めていく本作を、フリーアナウンサーの宇垣美里さん、小説家の王谷晶さん、漫画家の椎名うみさんの3名に作品への愛を語っていただきました。フィクションにおける"女"の描かれ方、レズビアン当事者から見た『つくたべ』世界のリアリティ、無視できない現実社会とのつながり……。頷きが止まらない豪華座談会です。

宇垣美里(うがき・みさと) フリーアナウンサー。TBS入社後、アナウンサーとして『あさチャン!』『ひるおび!』などに出演。2019年4月よりオスカープロモーション所属。『週刊文春』(文藝春秋)の「宇垣総裁のマンガ党宣言!」、『週刊SPA!』(扶桑社)の「宇垣美里の沼落ちシネマ」など雑誌連載多数。著書に『今日もマンガを読んでいる』(文藝春秋)など。

椎名うみ(しいな・うみ) マンガ家。2014年『ボ…

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椎名うみ×野田彩子、川上未映子×穂村弘…5/6発売『ダ・ヴィンチ』マンガ特集がアツすぎる!

椎名うみ×野田彩子、川上未映子×穂村弘…5/6発売『ダ・ヴィンチ』マンガ特集がアツすぎる!

ダ・ヴィンチ6月号

 マンガ通が愛する作品を語り合う「嗚呼、このマンガが好きすぎる。」を特集した『ダ・ヴィンチ』6月号が5月6日に発売された。各界のマンガを愛する目利きたちが、魂をゆさぶられたマンガを語るという内容だ。

 特集の冒頭を飾るのは、椎名うみ(『青野くんに触りたいから死にたい』)と野田彩子(『ダブル』)のスペシャル対談。Twitterで椎名うみから『ダブル』へのラブコールがあり、それに野田彩子が「青野くんは最高の漫画…」と答えたことで対談が実現。このダ・ヴィンチでしか見られない、それぞれのコラボイラストも見逃せない。

 ほか、各界のマンガ通へのインタビューやアンケート、大島弓子をめぐる対談、マンガ家のラブコール往復書簡、マンガ好き芸人の座談会など、大充実のコンテンツをぎっしり収録。

■このマンガが好きすぎるインタビュー 中条省平×『自虐の詩』 あさのあつこ×『日出処の天子』 宇垣美里×『窮鼠はチーズの夢を見る』 恩田陸×『LIMBO THE KING』『WOMBS』 SHOCK EYE(湘南乃風)×『北斗の拳』 吉田尚記『バトルグラウンドワ…

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宇垣美里「私にとってこのマンガは、折に触れて読む“経典”なんです」愛する一冊『窮鼠はチーズの夢を見る』の魅力を語る!

宇垣美里「私にとってこのマンガは、折に触れて読む“経典”なんです」愛する一冊『窮鼠はチーズの夢を見る』の魅力を語る!

この記事は『ダ・ヴィンチ』2021年6月号特集「嗚呼、このマンガが好きすぎる」からの転載です。

人と人とはわかり合えない それでも一緒に生きていく

『窮鼠はチーズの夢を見る リブートエディション』水城せとな/小学館フラワーC α/560円(税込)自分を好きになってくれる女性と、流されるままに恋愛をしてきた大伴恭一。そんな彼の前に、「ずっと貴方ひとすじだった」と語る同性の後輩・今ヶ瀬渉が現れて……。ボロボロに傷ついても、お互いを求め合うふたり。“人と人が生きていくこと”を真摯に描いたボーイズラブストーリー。

 私は、ふたりだけの世界でただイチャイチャしている恋愛マンガが苦手なんです。夢物語のようで、どうしてもそのまま受け入れることができなくて。そんな私に向けて、BL好きの友人が高校時代に勧めてくれたのがこのマンガ。私にとって見覚えのある感情、自分の延長線上にある気持ちが描かれていて、一気にのめり込みました。人間の業をしっかりと描き出す、その容赦のない筆致に惹かれます。

 物語の主軸となる恭一と今ヶ瀬は、異性愛者と同性愛者です。ふたりの間には越えられない…

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【宇垣美里・愛しのショコラ】チョコレートを食べる理由/第12回(最終回)

【宇垣美里・愛しのショコラ】チョコレートを食べる理由/第12回(最終回)

 なんでか地球がおしまいになるとして。  どうやってかはわからないけれど、  そのさよならの日が分かるとして。  最期の晩餐には、何を食べようか?  お祝いの日は必ず食卓に並んだ、あのレタス包みだろうか。  それとも目をつぶっても作れる家伝のお好み焼きか、牛乳が隠し味のすき焼きか。

 もちろん、誰と食べるかも重要。家族、友人、恋人……ああ、いっそ一人もいい。なんでもない、日常の中の1コマにすぎぬとばかりに、寝て起きて、働き、ちょっと好きな本でも読み返して、独り暮らしの一室でその瞬間を迎える。特別なことは何もせず、あえて終わりを特別視せず淡々と過ごすのも一興。なにより、その湿度のなさが私らしい。けれど、最後の最後、地球がおしまいになるその瞬間、口に含んでいるものは、チョコレートがいいな、と思う。

 例えば幼い頃からの好物、糖蜜漬けのりんごをたっぷりのチョコレートでコーティングした一品。大切な人が大好きだったラムレーズンチョコレートも捨てがたい。マグカップたっぷりのミルクに溶かして、ベランダでゆっくりいただこう。後のことなんて気にせず、板チョコをバリン…

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【宇垣美里・愛しのショコラ】ガトーショコラを焼きながら思うこと/第11回

【宇垣美里・愛しのショコラ】ガトーショコラを焼きながら思うこと/第11回

 考えて考えて、考えすぎて頭がパンクしそうになったら、ガトーショコラを焼くと決めている。締め切りが迫っているのに筆の進まないエッセイや、その日の仕事を振り返っては「ああ、あの時もっと違ういい言葉があったはずなのに……」と今更したってどうしようもない後悔があたまをぐるぐる。大切な人なのに、大好きなのに素直になれなくってとってしまった冷たい態度。どうしてあんなこと、言ってしまったんだろう。どうでもいいはずがないのに。誰でもいいわけじゃないのに。自分のちっぽけなプライドを守りたいばっかりに張ってしまう見栄、ツンケンしちゃう頑なさと幼さがたまらなく嫌い。

 こんな風に自分のことがどうしても許せなくて情けなくて泣きそうになってしまう時は、何かを生み出すに限る。無心で何かを作り上げ、生産できる、ということを自分に見せつけるだけで、ちょっと傷が癒えていくのを感じるから。だから、私はガトーショコラを焼く。 筑前煮だってピザだって何でもいいんだけれど、ガトーショコラは作るまでに色々な工程があって飽きる暇がないのがいい。そして、なんてったって美味しい。

 このために買っ…

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【宇垣美里・愛しのショコラ】ホットチョコレートで献杯を/第10回

【宇垣美里・愛しのショコラ】ホットチョコレートで献杯を/第10回

 半袖から長袖へと衣装が移り変わり、朝晩の鋭い冷え込みに思わず布団に潜り込む、そんな肌寒さを感じるようになったら、もうホットチョコレートの季節だ。

 手軽にココアパウダーをミルクにぐるぐる溶かすのもいいし、刻んだチョコレートを混ぜてどろりとリッチな甘さに酔いしれるもいい。特におすすめなのは、ミルクを入れたマグカップにラムレーズンチョコを3片ほどぽちゃんと沈め、電子レンジでチンして作る、お手軽ホットチョコレート。仕上げに小ぶりのマシュマロを浮かべたらさらに完璧! ちびちびと舐めるように、少しずつ口に含めば、ミルクに混ざった柔らかな甘味が骨の髄まで染み渡る。

 たまに残ってる溶けきれなかったチョコレートの塊を見つけると、当たりを引いたような気持ちになるのは何故なんだろう。ほんわりと香るアルコールも手伝って、冷え切った体がぽかぽかと温まっていくのを感じる。  どこまでも慈愛に満ちたこの飲み物は、泥のようにくたくたに疲れ切った日でも、物を噛む元気もないほどに心折れた時でも、泣き疲れてもうぺしゃんこになった夜だって、いつでも優しく私を包みこんでくれる。

 何度と…

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