十七歳だった! (集英社文庫)
十七歳だった! (集英社文庫) / 感想・レビュー
kaizen@名古屋de朝活読書会
解説は山田詠美。著者と同世代とのこと。こんな感じの世代なんだということが分かった。高校入学当時からの思い出話なので,15歳から始まる。どの世代の17歳でも抱える問題と,著者らの世代に固有な出来事が混じる。解説があったので最後まで眺める気になった。ナツイチ。
2013/08/27
ミッフー
笑いながら泣けた? 人混み電車や喫茶店で読まずに正解❗️37年前の出来事が走馬灯の如く脳裏に蘇る? 岡山操山高校、僕の第1志望校(総合選抜の岡山普通科、結局岡山一宮に行く事に)、祖母の母校でありブルーハーツのヒロトも二学年上の同校卒。そして宗典さん。伝統校は羨ましい? 昭和のあの高度成長期、高校生として過ごした野郎達って多かれ少なかれ皆この本の中の宗さんみたいにバカでダサくて、そんな自分に気付いてなく変にイキってて? 駆け引きなんかせずストレートで? でも作品中の岡山弁、少し変でしたよ宗さん?
2018/12/22
Kazuko Ohta
お兄さん。かつてあなたは確かに妹さんよりも売れっ子でした。それがいつのまにやら追い抜かれ、今や「マハの兄」といわれる状況に。このあいだ妹さんの著作を読んだ私はふとお兄さんのことを思い出し、急に昔の作品を読み返したくなって本屋へ。「原田」の書棚にたどり着いて呆然。マハ2段ぶち抜き、宗典わずかにこの1冊。大麻で捕まったのがあかんかったのでしょうか。いや、その前からすでにマハの時代になっていましたよね。妹さんのあんな小説の合間に、ふとお兄さんのバカ話が読みたくなるのです。比べたりしないから、戻ってきてください。
2020/01/10
つくよみ
★★☆ 思春期の男子学生。なんといっても自意識過剰。老若男女で一番恥ずかしい生き物だと思うけど、その恥ずかしさが、これでもかと言うくらい詰め込まれたエッセイ。自身の回想録として、この本を出すのは非常に勇気のいる事だったのでは?と思うくらい。自分だったら、日記として書いていても少し誤魔化そうとしたり、都合の良いエピソードを捏造するに違いない。恥ずかしくも懐かしい、学生時代を思い起こせる本だった。
2013/06/18
p.ntsk
久しぶりに再読。原田少年の妄想全開自意識超過剰な高校時代の恥ずかしエピソードの数々(注:下ネタ系多し)。昔読んだ時に比べてそんなに笑えなかったのは時代が変わったせいか私が年をとったせいか。でも「授業中のピンチ」は相変わらずツボでした。
2014/11/11
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- 光村図書出版
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- 2022-08-05
- ISBN
- 9784813804147