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2020年の恋人たち (単行本)

2020年の恋人たち (単行本)

2020年の恋人たち (単行本)

作家
島本理生
出版社
中央公論新社
発売日
2020-11-20
ISBN
9784120052798
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ジャンル

2020年の恋人たち (単行本) / 感想・レビュー

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starbro

島本 理生は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、今時のアラサー女子のラブ・ストーリーでした。女性でも賛否両論あるのではないでしょうか? 本書に出て来るパークハイアットのニューヨークバーの夜景は東京随一です。 https://restaurants.tokyo.park.hyatt.co.jp/nyb.html 2026年にサグラダ・ファミリアが完成したら、是非再訪したい! https://www.youtube.com/watch?v=RcDmloG3tXU

2020/12/15

さてさて

島本さんがおっしゃる”これからの人生”についての物語を『2020年』という年に投影させたこの作品。『オリンピックの公式ポスターが目に飛び込んできた』といった時代を表す表現によって『2020年』に向けた東京の熱さを感じるこの作品。それでいて、『年明けから世界中で感染症が猛威をふるい… こんな2020年のオリンピックイヤーを誰が予想していただろう』というその先に待っていたコロナ禍をもしっかり描写していくこの作品。地に足ついた私たちの日常にある恋愛のさまざまな形を丁寧に描いた、島本さんらしさに溢れる作品でした。

2022/06/18

ウッディ

母の事故死で、リニューアルしたワインバーを経営することになった葵。店員募集の貼り紙で出会った松尾とともに、会社勤めをしながら開店準備を行う彼女の周りには魅力的な男性がイッパイ、まさにモテ女です。自由な母の元で誰にも頼らず生きてきたしっかり者の葵、美人なのかもしれないけど、隙もなさそうなのに、こんなにモテるのが理解できず、複雑な家庭環境も説明不足で、義理の兄や妹の関係もモヤモヤでした。突然のスペイン旅行の無理矢理感、2020年春と2019年秋の順序が逆になっているなど、???がいっぱいの一冊でした。

2021/04/18

うっちー

少し作風が変わりました❓2017年掲載初回からみる実際の2020年は想像できなかったでしょう。

2020/12/19

Yunemo

久々に著者作品を読み終えて。やっぱり男としては理解し難いことが多過ぎて。どうして男の人は今日目の前にいる私ではなく、過去の私にばかり気を向けてしまうのだろう。と、問われても、返す言葉が見つかりません。いい悪いとかじゃなく、どうももう一つピンと来ない自分がいて。それはそれでと納得してしまうこと、男の性と考えればいいのかな。生き方の特徴として、便利で機能的で速度重視の未来を追い求めた先には、なにが待っているのだろう。この一文がやけに心に引っ掛かって、ざわつきます。登場する男達って一般的な範疇、後は選択かもと。

2020/11/29

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