遠くをみたい: 星の贈りもの
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遠くをみたい: 星の贈りもの / 感想・レビュー
シンクウ
(再読)某バンドのアルバムを傾聴していてふと思い出した物語。何故かな。「宇宙」を想う度に「自分」と出くわす。あれらの唄に、これらの物語に導かれて覗いた宇宙に、私は今まで何度も自分を見つけてしまった。見つかってしまった。あぁいたたまれない。でも愛しい。うぎゃあ恥ずかしっ。なんだかんだ嬉しい。そしていずれ苦しむ時が来て、だけどいつか笑えるその時へ、今、歩み出す。…抽象的すぎるなこりゃ(笑) 全てが美しく麗しい、宇宙を覗ける絵本です。…いつか耳にした「宇宙へ向へ」という言葉が、今になって私の琴線を震わせた。
2010/12/14
温
大好きな東逸子さんの絵に、これまた大好きな寮美千子さんの言葉が添えられ、なんて豪華。至福。遠く遠く、はるか遠くの銀河に想いをはせ、この星に生きとし生けるもの、すべてがいとおしくなるような、優しい気持ちになれました。
2010/05/23
ケイゾウ
寮美千子さんの詩と東逸子さんの画によるとても美しい絵本。とにかく東さんの絵が素晴らしいです! 1ページ1ページを時間を掛けて眺めました。寮さんの詩は断定的な言い回しが少し気になりましたが、メッセージとしての作者の想いは十分に伝わってきました。全てのものが根っこをひとつとした兄弟であるとは、寮さんの作品に共通するテーマのように感じます。「ほんとうは みんな 星から生まれた兄弟なのに 翼をもった心が 越えられないはずがないのに 国境を 民族を 肌の色を 憎しみを」
2014/11/05
卯月
遊学館。本文(詩)はあまり印象に残っていないけれど、絵がとても美しい。望遠鏡、と言ったときに、光学望遠鏡だけでなくて電波望遠鏡(パラボラアンテナ)まで描いてくれるのが素敵。
2013/09/01
ryuetto
言葉の美しさとイラストの美しさが見事にマッチして、感動的にしあがった絵本です。 「人は空を見上げ、遠い星をおもう」「私たちはみな、星のかけら」というリズム感のある詩のメッセージがとてもきれいで、印象に残りました。
2005/05/27
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- 出版社
- 光村図書出版
- 発売日
- 2022-08-05
- ISBN
- 9784813804147