95年よりスペイン在住。等身大のスペインを伝えるべくライター、コーディネーター、通訳などなどあちこちでお世話になっております。 あらゆる仕事に共通する本番前の「事前の仕込み」「調べ物」が本人的には最も燃える作業。活字中毒を自認し、日々の読書は日本語とスペイン語半分ずつの割合。好きなジャンルは、文芸、歴史、料理、ノンフィクション、エッセイ等々。好きな作家は、数々あれど・・・読み返すのは井伏鱒二。スペイン語圏作家なら、マリオ・ベネデッティ。おじさん作家どっしり系または女流作家男勝り系が好き。電子書籍出たてのころは「本じゃないわ!」と鼻息を荒くしてましたが、慣れてみると、日本語の本に慢性的に飢えている海外在住者の救世主に思えます。スバラシイ。
忘れもしない、京都への修学旅行の一日。お寺で精進料理を頂く機会があった。中学生の時分。肉食の最盛期の頃だ。出てきた一汁三菜以上あったお膳に、「こんなに沢山品数…
2011/12/6
こんなにも私たちの生活に深く入り込んでしまったインターネット。 ここ数年、ネットに関しては、仕事でもプライベートでも相当ヘビーユーザーになってきた。ネットに始ま…
2011/11/25
「憑依芸人」とも呼ばれる劇団ひとり。あの独特の語り口、あまりに真剣すぎるひとつひとつのネタ、お笑い芸人を越える演技力。彼の魅力が詰まっている1冊、と思いきや、そ…
小説・エッセイ
2011/11/24
毎月本を読んでレビューを書かせていただくという幸運に恵まれて以来、「これまでに読んだことないジャンルにもチャレンジすべきだワ」などと、頼まれてもいないのに使命…
2011/11/11
すっかり農文協レシピ本の編集部の回し者のようになってしまっていますが、このシリーズ、はまっています。 仕事やお付き合いで外食があるものの、基本的に3食自宅の我が…
2011/11/9
昔夢中になって、コミックも読んだし、テレビも観ていた「ストップ!! ひばりくん!」の復刻版しかも完全版が出たというので、さっそく購入。 日常的に漫画を読まなくな…
マンガ
2011/11/7
芥川賞作家や作品を避けて通っている方、多くないですか? 大衆小説が対象で、どの受賞作品を読んでもほぼ楽しめる直木賞と違い、芥川賞作品には普通の頭の私には「?」と…
小説・エッセイ
2011/10/30
「プラナリア」や、「ブルーもしくはブルー」など、男女を問わず幅広く読まれて支持されている作家、山本文緒のエッセイをまとめたのがこの1冊。彼女の作品には、どうして…
小説・エッセイ
2011/10/24
今年春の内田祐也逮捕の最の樹木希林の会見に度肝を抜かれた人も多いのではないでしょうか。ロックンローラーと大女優の夫婦の絆の超越度というのは、並大抵のものではあ…
2011/10/13
あまりにも有名なこの一冊ですが、恐らく、中学生の頃に読んで「勢いのあるおっさんだな~」ぐらいの印象のまま、読み返さずにきて二十数年。作家であり、詩人であり、劇…
小説・エッセイ
2011/9/27
ナポレオン・ヒルや、ナイチンゲール、はてはクリントン大統領、ダイアナ妃までもが影響を受けた1冊、というキャッチがいいですねぇ。本を手に取る前から、安心してしまい…
2011/9/24
最近、つとにスペインでも中国系の移民が増えていることを実感します。観光客の増加はもちろん、夜中の便で、明らかに「引越し」級荷物を持ってバラハス空港に降り立つ中…
小説・エッセイ
2011/9/22
「論語」も聖書のように永遠のロングセラー。高校の漢文の授業にたくさん出てきました。 吉祥寺の中華料理屋さんの入り口に孔子の言葉「有朋自遠方来 不亦楽乎(朋有り遠…
マンガ
2011/9/21
零細業界誌の出版社を営む高梨は、42歳。妻の沙希子とは高校から思い続けて、子持ちバツ一となった彼女を口説き落として結婚。結婚後十数年を過ぎ、その関係は倦怠がつき…
小説・エッセイ
2011/9/9
著者のお名前、どこかしらで名前を拝見してきましたが、読むのは今回初めて。 読む前にざっと著書をリサーチしてみると、教育論に始まって、ビジネス書や成功法則といった…
2011/9/6
主人公相良一登(さがらかずと)はマスター・オブ・ゲーム、通称MGと呼ばれる才気溢れるゲーム制作者。その年収は5千万から2億の間を上下しながら、東京港区海岸の自宅兼…
小説・エッセイ
2011/9/5
「自己啓発本」というジャンルって、いったいいつごろから存在してきたのでしょうか? 人生紆余曲折あって当然、「最近どうも何かうまくいかないな~」とか、誰もが「つら…
2011/9/4
9・11テロ以降、国際社会の紛争にも後方支援として積極的に参加を始めた自衛隊。このたびの震災でも驚くほどの忍耐力を示し、国民の「自衛隊」に対する理解度、信頼度も極…
2011/9/4
SFの父と呼ばれるH・Gウェルズの短編作品を読むのは今回が初めて。「モロー博士の島」や「タイムマシン」などで知られ、19世紀にあって(1866~1946)、テロリストによる…
小説・エッセイ
2011/9/4
学生時代にスキューバダイビングをしていた関係で、沖縄や離島というのは常々私の夢見るところではありました。当時何度かもぐりにいった先で出た料理の数々。???とい…
2011/8/23
スペインの政治ウォッチングがとても楽しくなった、と思っていた時期がありました。政治家たちは多弁で議論好き。議論の仕方もあの手この手、パフォーマンスはもとより、…
2011/8/22
正直に申しますと、こういう種類の本を読んだことはあまりありませんでした。 「生活の知恵」というと、主婦がいかに経済的に家計をまわすかとか、いかにエコロジーで倹約…
2011/7/23
「傍聴マニア」なる人種がいることは世間一般にわりとよく知られたことではないでしょうか。 知人の裁判がきっかけになって裁判所に興味を持った著者は、裁判所が人間ドラ…
小説・エッセイ
2011/7/22
スペインでも東日本大震災のニュースは発生当時から非常に細やかに報道されてきました。震災から4ヶ月経った今でも、仕事仲間や友人たちとの話題に上ります。皆、口を揃え…
2011/7/15
気が付けば、月に1冊は自己啓発本のレビューを書いているのですが、だんだん、自己啓発本というジャンルの中での読み応えや、実用度が比較できるようになってきました(笑…
2011/7/5
農文協出版のレシピ本の魅力は、なんといっても親近感ではないでしょうか。失礼ながら、おしゃれでもモダンでもないレシピ本ですが、著者の「生活」が詰まっている1冊。 …
2011/6/24
この本を読みながら、明治時代のこの奇特な父、幸田露伴を思う。なんという、男女平等の出来た人だったんでしょう…。 文の母は彼女が8歳のときに早世。後に来た継母は教育…
小説・エッセイ
2011/6/10
自他ともに認めるイヌ好きですが、実はイヌに関する本は意外にもあまり読んだことがありません。もっぱら写真集や漫画でうふうふするばかり。 日常「イヌの気持ちは目を見…
小説・エッセイ
2011/6/6
中学生の頃から、『漂流記』が大好きです。ことに日本の近世の実在した漂流記に、強く強く惹かれてきました。 有名なのは、井伏鱒二の『ジョン万次郎漂流記』や井上靖の『…
2011/5/24
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