私を変えた一言 (集英社文庫)
私を変えた一言 (集英社文庫) / 感想・レビュー
アコ
原田さんの本を読むのは20年ぶりくらい。ユーモアあふれる軽妙な筆致が懐かしい。19の心に残る言葉をエピソードつきで紹介。大半はお得意のクスッと笑えるものだけど(ラストの鵜匠の話は大笑い)仲が良かった鷺沢萠さんの訃報を受けての話は悲しみやそれ以上のなにかが沁みる。武者小路実篤、志賀直哉、小林秀雄が大好きなようで度々登場。このあたりは疎いので読んでみたい、ってね、さらっとそう思わせるのが上手いなと感じる。原田さんの復帰を待ち望んでおりますよ。
2017/04/03
ちばと~る
原田宗典先生を勇気づけてきた数々の名言に関するエッセイ。武者小路実篤がパワフルで意外〜wえ?妹のマハさんを開眼させたのわ兄貴の愛のコブラツイスト???マハさんの証言も聞きたいぞ〜w実篤やら芥川やら茂吉やら北杜夫やら文豪多数登場で読み応えあり!!
2013/08/11
gonta19
2008/8/22 ジュンク堂三宮センター街店で購入。 2012/3/22〜3/27 久しぶりの原田さんのエッセイを旅先の道後温泉のホテルで読了。タイトル通り、有名人から無名人に至るまで、原田氏に影響を与えた一言をネタに、原田氏独特の視点から日常を切り取る。原田印のエッセイは安心して愉しめる信頼のマークである。
2012/03/27
SGM
★★★私のいちばん好きな作家である原田宗典さんのエッセイである。タイトルを見る限り、やや重い内容なのかなと思えたがそんなことはなかった。ところどころクスリとさせられる面白いエッセイだ。誰かが発した何気ない一言を取り上げて書かれているのだが、そのメンツは多種多様だ。しょっぱなに緒方貞子さん、次は原田さんの祖父、批評家の大家小林秀雄、レンタルビデオ店の店員うんぬんと続いていく。こうざっとあげても、絵の具をぶちまけたキャンバスのごとくである。何気ない一言からここまで書き上げる原田さんの文才に脱帽である。
2017/03/30
日々珠
いいにくかったのですが、実は私も武者小路実篤が好きです。演劇部でしたので突然劇をし始めることも、わくわくします。〆切にも憧れました…(遠い昔)
2012/05/25
感想・レビューをもっと見る
「原田宗典」の関連作品
ベスト・エッセイ2022
- 作家
- 青木耕平
- 青山文平
- 彬子女王
- 井上理津子
- 岩松了
- 宇佐美 りん
- 内田洋子
- 海猫沢めろん
- 大矢 鞆音
- 小川さやか
- 奥本 大三郎
- 小山田浩子
- 温又柔
- 角田光代
- 加納愛子
- 川上 容子
- 川本三郎
- 神林長平
- 岸田奈美
- 岸本佐知子
- 金田一秀穂
- 倉本聰
- 黒井千次
- 小池水音
- 小泉武夫
- 小泉凡
- 斎藤 陽道
- 酒井順子
- 佐倉統
- 佐々涼子
- 沢木耕太郎
- 椹木野衣
- 茂山 千之丞
- 柴田一成
- 志茂田景樹
- 鈴木聡
- 鈴木 忠平
- 瀬尾夏美
- 高樹のぶ子
- 高見 浩
- 高村薫
- 武田砂鉄
- 田中卓志
- 田中優子
- 谷 慶子
- 辻真先
- 夏井いつき
- 二宮敦人
- 林真理子
- 原田宗典
- 藤沢周
- ブレイディみかこ
- ほしよりこ
- 星野博美
- 堀江敏幸
- 万城目学
- 町田康
- 松浦寿輝
- 松本 猛
- マライ・メントライン
- みうらじゅん
- 三浦しをん
- 三浦雅士
- 村井 理子
- 村田喜代子
- 元谷 有希子
- 柳田邦男
- 山本貴光
- 湯澤 規子
- 横尾忠則
- 李琴峰
- 寮美千子
- 鷲田清一
- 尾崎世界観
- 尾上 松緑
- ミロコマチコ
- 出版社
- 光村図書出版
- 発売日
- 2022-08-05
- ISBN
- 9784813804147