コイノカオリ
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コイノカオリ / 感想・レビュー
kazu@十五夜読書会
『カオリ』がテーマの6つの恋愛小説アンソロジー。ひとは、一生のうち何度恋におちるのだろう。ゆるくつけた香水、彼のタバコや汗の匂い、ふたりでつくった料理からあがる湯気――柔らかく心を浸す恋の匂いをテーマに繊細に、あるいは大胆に綴る。角田光代「水曜の恋人」・島本理生「最後の教室」・栗田有起「泣きっつらにハニー」・生田紗代「海のなかには夜」・宮下奈都「日をつなぐ」・井上荒野犬と椎茸」。宮下奈都の40ページの作品を読む為に借りてきました。修ちゃん……。カオリでふと記憶を呼び戻す……。
2013/05/10
あつひめ
恋って甘くてとろんととろけるものばかりじゃないというのがよ~くわかるアンソロジー。夫婦でもいつまでも持ち続けなければならない・・・恋心。匂いって、何年、何十年たっても蘇る不思議なもの。心のどこにしまってあるんだろう・・・と思うほど、突然姿を現わす懐かしの匂い・・・。読書家さんたちにも好評の宮下さんの「日をつなぐ」、私も好印象。言葉で伝わるものと匂いで伝えられるものがあるんだなぁ・・・ってしみじみ感じさせてもらいました。
2011/03/29
nyanco
豪華執筆陣ですが、まず宮下さんから。う~ん…、やっぱり凄い。豆を煮るあの独特の匂いと、赤ちゃんの愛らしいがむっとくる生の香り。巧いな~。おまけに土星のエピソードもいいなぁ。きちんと食べることは、きちんと生きること。正しい食が気持ちを正していく。ああ、豆のスープを煮たくなりました。井上さんは『ベーコン』もそうですが、食べ物のお話、いいです。椎茸を煮る独特の匂いが漂ってきました。母と娘、女同士のお話は角田さん得意分野ですから、勿論面白い。でもやっぱり宮下さんが凄い。今、一番気になる作家さんです。
2009/11/10
スケキヨ
変化球的な恋の?話が多くてちょっとまいった。良かったのが「日をつなぐ」の宮下奈都さん。要チェックです。
2010/11/19
くろにゃんこ
6人の作家さんによるアンソロジー。色々な恋の仕方があって、色々な想いがあるよね。栗田有起さん「泣きっつらにハニー」が良かった。そして宮下奈都さんの「日をつなぐ」はその先を読んでみたい。
2012/02/18
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