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大江健三郎賞8年の軌跡 「文学の言葉」を恢復させる

大江健三郎賞8年の軌跡 「文学の言葉」を恢復させる

大江健三郎賞8年の軌跡 「文学の言葉」を恢復させる

作家
大江健三郎
長嶋有
岡田利規
安藤礼二
中村文則
星野智幸
綿矢りさ
本谷有希子
岩城けい
出版社
講談社
発売日
2018-06-02
ISBN
9784062210812
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大江健三郎賞8年の軌跡 「文学の言葉」を恢復させる / 感想・レビュー

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tomonokko

受賞作のうち既読は2冊。大江健三郎賞ということを意識して手にしたのではなかったので、大江さんがこの賞がどういった経緯で作られ、どのような意図をもって受賞作を選ばれたのかが、受賞者との対話を通して繰り返されることにより理解できた。星野智幸さんの章で、現在の不気味なものが膨張する日本社会のことについて言及されており、自分の中でうまく消化できずにいたものが言語化され腑に落ちる。社会に対して文学で声をあげることの意義。せめてこの章だけでも何度も再読したい。

2018/10/18

かうま

すごく面白かった。文学を愛し現状を憂い「文学の言葉」を恢復させるために動くエネルギー。これこそ、岩城けいさんがいう「昭和10年代の方の持つ熱さ」な気がする。この本を読んでいると、大江さんが味方してくれているような感覚になって気持ちが落ち着く。大江賞受賞作は何作か読んだのにご本人の作品は読んだことがない。これはまずい。すぐに読みたい。

2019/10/30

いのふみ

社会や認識をリードしてきた「文学の言葉」がいま、衰退している。注意深く見れば、まだ書かれているその言葉を陽のあたるところへ推し出したい。この問題意識は他人事とは思えない。家を出て楽しいことがあるのと、本の中に楽しいことがあるのとでは、間違いなく本を選ぶ。古なじみの本を読むことしか人生の楽しみがない。これを堂々と言える大江さんはすごいと思うし、圧倒的な存在感がある。受賞者の質問に寄り添うように答え、受賞者も作品について真摯に答える空気感が微笑ましい。

2019/08/08

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