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白井智之

職業・肩書き
作家
ふりがな
しらい・ともゆき

「白井智之」のおすすめ記事・レビュー

  • レビュー・書評

局部を切り取る連続殺人、病院や学校で大量虐殺! 歴代の凶悪殺人鬼が“蘇る”ミステリー、名探偵はどう解決する?

局部を切り取る連続殺人、病院や学校で大量虐殺! 歴代の凶悪殺人鬼が“蘇る”ミステリー、名探偵はどう解決する?

『名探偵のはらわた』(白井智之/新潮社)

 現実は小説より奇なり。愛する男を殺害し、その局部を持ち去った女。一夜にして30人の村人を猟銃と日本刀で殺した青年など、創作上の殺人鬼顔負けの犯罪者たちは、日本にも数多く実在する。

 もし彼らが現世に蘇り、殺戮を繰り返し始めたらどうなるか。この現実にはあり得ない設定を本格ミステリー小説に落とし込んだのが『名探偵のはらわた』(新潮社)だ。著者は食用のクローン人間が飼育される世界、全身に人面のような瘤ができる奇病に感染した女性が性的サービスを行う風俗店など、ゾッとするような特殊設定を用いたミステリー作品を手掛けてきた白井智之氏である。

 本作では、かの「八つ墓村」のモチーフにもなった大量殺人事件や、自動販売機に農薬を混入させたジュースを置いておくという無差別殺人事件など、昭和の時代に人々を震撼させた凶悪殺人犯たちが“鬼”となって現代に蘇る。殺戮を繰り返し始めた鬼たちを、“名探偵”が成敗する、というのが大筋だ。

 鬼が蘇り、人を殺すという非現実的な設定のため、本作は一般的なミステリー小説とは一線を画す。しかしその特殊設…

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絶海の孤島に、5人の推理作家が招かれる――特殊設定本格ミステリで注目の白井智之、待望の新作『そして誰も死ななかった』

絶海の孤島に、5人の推理作家が招かれる――特殊設定本格ミステリで注目の白井智之、待望の新作『そして誰も死ななかった』

『そして誰も死ななかった』(白井智之/KADOKAWA)

 グロテスクな特殊設定を生かしたミステリで注目され、綾辻行人氏をして“鬼畜系特殊設定パズラー”と呼ばしめる白井智之氏。そんな彼の最新作『そして誰も死ななかった』(白井智之/KADOKAWA)は、9か月ぶりの新作となる長編だ。

 大亦牛男(おおまた・うしお)が旅をすると、ろくでもないことばかり起こる。小学校の遠足に出かけた朝は、母が睡眠薬を飲んで死に、中学の修学旅行に出かけた夜は、兄がバイクの事故で死んだ。すっかり旅行嫌いになった牛男は、デリヘルの雇われ店長としてこき使われ、送迎用のミニバンで煙草をふかし、週刊誌の目次を眺めていた31歳の夏、一通の招待状を受け取った。差出人は、覆面推理作家の天城菖蒲(あまき・あやめ)、宛先は、大亦牛汁(うじゅう)。牛汁とは、10年前、文化人類学者だった父の原稿『奔拇島の惨劇』を、自分が書いた推理小説として出版したときのペンネームだ。

 招待状の内容は、菖蒲のデビュー20周年を記念し、同朋を招いて氏の作中に登場する無人島・条島(さなだじま)で祝宴を開くというもの。…

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「白井智之」の本・小説

平成ストライク (角川文庫)

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作家
青崎有吾
井上夢人
千澤のり子
遊井かなめ
小森健太朗
白井智之
乾くるみ
貫井徳郎
天祢涼
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-10-23
ISBN
9784041096895
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本格王2019 (講談社文庫)

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作家
本格ミステリ作家クラブ
飴村行
長岡弘樹
友井羊
戸田 義長
白井智之
大山誠一郎
出版社
講談社
発売日
2019-07-12
ISBN
9784065164914
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謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー (講談社タイガ)

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作家
恩田陸
はやみねかおる
高田崇史
綾崎隼
白井智之
井上真偽
文芸第三出版部
出版社
講談社
発売日
2017-10-19
ISBN
9784062940948
作品情報を見る

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