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陥穽の円舞曲 最新ベスト・ミステリー

陥穽の円舞曲 最新ベスト・ミステリー / 感想・レビュー

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よつば🍀

装丁にズラリと並ぶ15人の作家名だけでテンション爆上がり。今をときめく有名作家が勢揃いの本作は、2019年〜2021年に発表された短編作品を厳選したアンソロジーで、二ヶ月連続刊行の第一弾。第二弾は昨年12月に発売された『奸計の遁走曲 最新ベスト・ミステリー』で、そちらも豪華なメンバーが顔を揃えている。ただ残念な事に殆どが単行本に収録されたものでほぼ既読。長岡弘樹さんの「0・00%の遺恨」は初読み。酒気帯び運転で事故を起こした主人公の顛末を描いた作品だがスリリングな展開が面白い。短編の名手の異名に偽りなし。

2023/01/05

ごみごみ

陥穽(かんせい)の意味は、策略・罠。超豪華作家陣による短編を15作品も収録。しかも二段組で、3冊分読破したくらいの読み応え!好きな作家さんも多いので、半分くらいは既読だったが、どれも楽しめた。中でも印象に残ったのは、加納朋子さん「星は、すばる」 澤村伊智さん「うらみせんせい」 辻堂ゆめさん「加害者と被害者」 矢樹純さん「忘れられた果実」どの作品もあっと驚かされ、見えていた世界が突然反転するのが面白い。

2023/01/26

さこぽん

タイトルが読めなくて調べた(笑)。なるほどなタイトル。円舞曲にのって豪華な作家さんたちが♪クルクル クルクル♪どれも個性があって素晴らしい。既読のものも楽しんだ。特に「あるいは紙の」は好きな裏染シリーズ、懐かしくてとても新刊が読みたくなった。死体から死体が出てきた理由にはびっくり。人が本となって物語を伝えていく世界には魅せられる。 対になっている「奸計の遁走曲」も読もうと思う。

2022/12/29

だるま

光文社が3年に1度出している最新短編ミステリー傑作選で、2分冊のこれが上巻。過去3年間のベストなので、1年に1冊出る他社の短編傑作選より中身が濃く、収録の15編全て面白かった。その反面、3年前や2年前の作品は殆どそれぞれの著者の単行本に入っているから、既読の作品ばかりという欠点もあった。それでも、こういうアンソロジーだと普段読まない今野敏さんや辻堂ゆめさんの作品が読めて有難い。どちらも傑作だった。澤村伊智さんのホラーミステリにもヤラれた。上巻で結構な人気作家が並んでいるが、下巻で質が落ちていませんように。

2022/12/28

うさみP

最新の踊り手と奏者が今年の場に。『騙すモノ』『騙されるモノ』の対立する共犯関係な物語性を一通りのテーマとして連月二冊刊行のアンソロジーとして収めた前半本。犯罪現場や日常の片隅を土台とした人対人のミニマムなヒューマンミステリから、前後の部に挟まれる形で編まれた、独特な世界観による世界対世界(人)のファンタジーミステリまで、一定の水準を超えた(作品の出来や好みは別として)様々な読者に応じた一冊なのでは。後半本も楽しみ。ミステリとして大半を占める推理よりの短編より、幻想よりの短編の方が印象が強かった。

2022/12/18

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