日本近代文学の巨峰として、今なお高い人気を誇る夏目漱石。日本人の私たちが文学の世界に浸るためには、彼が外せないことは言うまでもない。高校生の頃、教科書に抜粋さ…
文芸・カルチャー
2018/9/16
9月6日に、漫画版『夫のちんぽが入らない』の第1巻が発売された。 コミカライズを手がけるのがゴトウユキコさんだと知った瞬間、両手を叩いて喜んだのを覚えている。きっ…
マンガ
2018/9/16
そういえば、「人生って思うとおりにはいかないな」と感じ始めたのは、小学4年生くらいのときだった。クラスの友人関係に悩んだことを皮切りに、進路に迷い、叶わなかった…
文芸・カルチャー
2018/9/14
料理を美味しく作るコツは面倒くさがらず、一手間をかけること。些細に思える手間が、料理の味に直結する。十三湊氏著『ちどり亭にようこそ~京都の小さなお弁当屋さん~…
文芸・カルチャー
2018/9/13
熊本の高等学校を卒業し、東京帝国大学に合格した真面目な主人公の三四郎は、23歳だが女性経験がない田舎者。女性と共に相部屋で一晩を過ごすが、気を遣うばかりで手も触…
文芸・カルチャー
2018/9/13
物語の舞台は平安京。日暮れどき、ひとりの身分の低い男が、都の正門である羅生門の下で雨宿りをしていた。その頃京では災害が頻発し、人々は飢饉に苦しんでいた。羅生門…
文芸・カルチャー
2018/9/9
ゴトウユキコさんの描く『夫のちんぽが入らない』は、原作では決して書かれなかった二人の名前がついている。 鳥居さち子と倉本慎。 こだまさん原作の『夫のちんぽが入ら…
マンガ
2018/9/8
これは実話か、それともフィクションか?刊行直後から各メディアで話題騒然の、芦沢央さんの小説『火のないところに煙は』(新潮社)。読者の背筋を凍らせる、あまりにも…
文芸・カルチャー
2018/9/7
人間は、働くのもセックスするのも本当は嫌いなんだよ。催眠術にかかって、それが素晴らしいものだと思わされているだけだ 芥川賞作家・村田沙耶香さんの2年ぶりの新作『…
文芸・カルチャー
2018/9/7
筆者がまだ年端もいかない幼少の頃、両親が「男はつらいよ」シリーズを鑑賞して、目頭を押さえていた記憶がある。人の道を歩きだしたばかりの筆者は、「寅さんのせいでみ…
文芸・カルチャー
2018/9/7
映画『世界の中心で、愛をさけぶ』の脚本執筆時は20歳。映画『スカイ・クロラ』の脚本も手掛け、原作者の森博嗣氏をはじめ吉田修一氏や井上荒野氏など数々の作家から支持…
文芸・カルチャー
2018/9/7
この世には誘惑が多すぎる。煩悩を捨てるだなんて困難。あらゆるものに惑わされて、悩まされるのが人間のサガだ。そんな人間の煩悩を解消し、悩みを解決していく異色のト…
文芸・カルチャー
2018/9/6
「将来の夢なんてバカらしい」 「人生って、つまんない」 「私以外は全員バカ」 学生時代、そんな思いを少しでも抱いたことはないだろうか。子どもの頃は「野球選手になり…
文芸・カルチャー
2018/9/3
親譲りの無鉄砲で子供の頃から乱暴ばかりしている少年「坊っちゃん」は、両親と兄から疎まれていた。母親が亡くなったとき、お母さんが死んだのはお前のせいだと兄から責…
文芸・カルチャー
2018/9/3
なんてヒリヒリとした“いや”な作品を描くのだろう、と思った。『静かに、ねぇ、静かに』(本谷有希子/講談社)。SNSをテーマにした3つの短編集である。 1編めの「本当の旅…
文芸・カルチャー
2018/9/2
就職や結婚、転職、死別。大人になると、さまざまな出来事を乗り越えなければいけない転機がやってくる。中でも、辛い出来事に遭遇すると、私たち大人はつい歯を食いしば…
文芸・カルチャー
2018/8/28
異世界や魔法世界を舞台に、恋や冒険、立身出世など己の道を突き進むヒロインたちを描く人気レーベル「アリアンローズ」。8月の新刊は、メガネっ娘侍女が主人公の『転生し…
文芸・カルチャー
2018/8/24
画家は山道を歩きながら、こう考えた。「智(ち)に働けば角が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角(とかく)に人の世は住みにくい」。 日露戦…
文芸・カルチャー
2018/8/20
パソコンやインターネットが学生時代から身近にあった世代(1980年前後以降の生まれ)を「デジタルネイティブ世代」と呼ぶ。その中でも、いまの大学生世代など、96年以降…
エンタメ
2018/8/10
特定の対象への一方的な好意、あるいは憎悪から執拗なつきまといを繰り返す“ストーカー”。60万部突破のベストセラー『殺人鬼フジコの衝動』をはじめ、人間の暗部をえぐり…
文芸・カルチャー
2018/8/9
言葉でしか綴れない物語、というものがある。 そして、小説という表現でしか顕現できない世界も。 この『名もなき王国』(倉数 茂/ポプラ社)は、まさにそんな作品だ。 本…
文芸・カルチャー
2018/8/4
次世代を担うにちがいない作家の初の単行本がついに発売された。『蹴爪(ボラン)』(講談社)は、水原涼氏による初めての単行本。水原涼氏は平成元年、1989年生まれ、201…
文芸・カルチャー
2018/7/31
この小説にときめかなかったら、何にときめくのだろう?……というくらい、「胸キュン」が詰まった新米教師と女子高校生の恋愛小説『東校舎、きみと紡ぐ時間』(桜川ハル/ス…
文芸・カルチャー
2018/7/31
「生きていれば、いいことがある」という言葉ほど、身勝手な言葉はない。長い時間が残されている人にとっては、それは真実かもしれない。だが、わずかな時間しか残されて…
文芸・カルチャー
2018/7/30
明治から昭和にかけて、日本の文壇は大きく花開いた。その中で「性愛」というジャンルをしっかりと埋めた文豪こそが谷崎潤一郎だろう。一般に耽美主義(※)に分類される谷…
文芸・カルチャー
2018/7/22
36歳で未婚・処女。職歴はコンビニアルバイトのみで、18年間ずっと同じ店舗で同じ毎日を繰り返している。 世間一般で考えたら、「早く結婚しなきゃ」「ちゃんとした職業に…
文芸・カルチャー
2018/7/21
蒔岡家は大阪の名家だが、衰退しつつあった。四姉妹の中でいちばん美人である三女の雪子には多くの縁談があったが、家の誇りのためにそれらを断ってきたため、雪子は30歳…
文芸・カルチャー
2018/7/18
心の中を覗いてみれば、誰にだって幼い頃に体験した小さな冒険の記憶があるだろう。いつもはやらないことを、親たちには内緒で、こっそりやってみる。大人には他愛ないこ…
文芸・カルチャー
2018/7/18
毎日出される「お題」に対し自由に「物語」を投稿でき、それに対して「表紙」をつけたり様々なリアクションをして遊べるストーリーエンタテインメントプラットフォーム「m…
文芸・カルチャー
2018/7/17
あなたは、自分の家族がどうなっても、変わらず愛することができるだろうか。人生、何が起こるかわからない。苦労して育てた子供は、引きこもりになるかもしれないし、あ…
文芸・カルチャー
2018/7/17
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