愛と性と存在のはなし (NHK出版新書 640)
愛と性と存在のはなし (NHK出版新書 640) / 感想・レビュー
tamami
上野千鶴子さんの昨年の東大入学式式辞の話を読み、購入。女性による性的多様性について書かれた本。なんと言って良いのか、本音心理告白朦朧体とでも言って良いような(失礼)書きぶりで、個人をそのままに受け止めてという思い?はわかるものの、皆が皆そうであるならば結婚、家族を一つの形とした社会の成立はおぼつかないのではないか。評価は難しい。前述の上野さん云々は、自分の主義主張を通すためには直接関わりのない他者を貶めてもよいのかという著者の主張に賛成。引用された映画など未見のものばかりで、住んでいる世界の違いを実感。
2020/11/15
りらこ
性別なんて面倒なものがなければ良いのにとずっと思いながらこの本を読んでいた。 異性愛が実は一番理解もしにくい難しさに溢れているという筆者の視点は、目から鱗が落ちた。
2021/02/14
くさてる
『「性の多様性を認めよう!」と人々が言うとき、ヘテロは、その対象外だ』という冒頭近くの文を読んだときは、おお、と思った。それからの問題提起にもうなづけることは多かったのだけど、残念ながら、進むにつれてどんどん論旨が散漫になっていって、著者自身の自分語りが中心になっていく。まるでTwitterのツイートを再構成しているみたいだなと思った。面白かったですが、好き嫌いは分かれるかも。
2021/03/20
金城 雅大(きんじょう まさひろ)
もっかい読む
2020/11/19
Taka
著者とタイプが似ているなぁと思う。人間とはホルモンの乗り物。ホルモンの奴隷である。濁流がごとく感情が流れてきて、ぐじぐじうゆうゆかんがえて、なんとなく言葉を見つけて世界がわかった気になって。まだまだ自分は好きになれないし、セックスは嫌いだけれども、光を得た時の自分は大好きでたまらなかったりして。大好きな自分を守るためにとやかく理由をつけて拒否や無理難題。この人だ!と思ったり、勝手にどん底に落ちてみたりと忙しい。愛と性と存在のはなしとはいうけれど、著者のこのうだうだの内面に共感できる人にとっては面白い本
2023/12/08
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- 出版社
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- 発売日
- 2023-03-20
- ISBN
- 9784766002294