『いつもそばには本があった。』 國分功一郎、互 盛央 装丁:奥定泰之 編集:互 盛央 編集:篠田里香 講談社900円 本書は僕が新聞連載していた「半歩遅れの読書術」に編集…
文芸・カルチャー
2019/8/11
ラストにどんでん返しが起こる小説は、“どんでん返しがあること”が伏せられていればなおおもしろいものだ。しかし、挑戦的なタイトルの『最後のページをめくるまで』(水…
文芸・カルチャー
2019/8/8
2016年7月某日 「私のことを好きじゃないのに、どうしてセックスのときだけ好きと言ったり言わせようとしたりするんだろう」 甘じょっぱいタレと紅ショウガの酸味が合わさ…
文芸・カルチャー
2019/8/5
会社を辞めて半年ほど経った2015年の秋だっただろうか。下北沢の気流舎という本屋で、ある一冊のマンガに出会った。そのマンガとは、道草晴子さんの『みちくさ日記』(リ…
文芸・カルチャー
2019/7/23
本を読むと、心の中に“忘れられないワンシーン”が残る。読書は、想像力を掻き立ててくれる、最高の娯楽だ。『刺繍小説』(神尾茉利/扶桑社)はそんな読書の楽しさや奥深さ…
文芸・カルチャー
2019/7/21
第161回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)が発表された。選考会は7月17日(水)、東京・築地の新喜楽で開かれ、「芥川龍之介賞」は今村夏子の『むらさきのスカートの…
文芸・カルチャー
2019/7/17
2019年5月某日 最近、元気がない。上がったり下がったりを繰り返しながらも軒並み低空飛行で、墜落寸前のメンタルを好きなものを食べるという、ささやかな楽しみだけで何…
文芸・カルチャー
2019/7/1
2017年9月某日 空港泊をして、朝イチの便で九州は別府に来ている。 2015年の5月に新卒で入社した会社を退職して、かくかくしかじかで2015年の7月から1カ月ほど、全国から…
文芸・カルチャー
2019/6/17
『ダ・ヴィンチ』本誌の人気連載コーナー「この本にひとめ惚れ」から、コルク代表・佐渡島さんのひとめ惚れ本を紹介。『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』といった大ヒット作品を…
文芸・カルチャー
2019/6/17
JR上野駅公園口から動物園や美術館が並ぶ上野恩賜公園を東京藝術大学方面に向かうと、レンガ造りの堅牢な建築物が視界に入る。子どものための本を揃える「国際子ども図書…
文芸・カルチャー
2019/6/16
「歌舞伎町のホストクラブは不良の全国大会のようだった。どうせ俺はホストだし、マイノリティな人間だと思っている。彼らは自ら逆差別しているんですよ」 そう語るのは『…
文芸・カルチャー
2019/6/7
日本で屈指の歓楽街、新宿歌舞伎町。ネオンが煌々と輝けば、男も女も熱気と共に街にあふれる。 舞台はホストクラブ。シャンパンタワーよろしく! ドンペリだって開けまし…
文芸・カルチャー
2019/6/6
今、文豪たちはアニメやゲームのキャラクターになっている。ご本人たちは天国でさぞやびっくりしているだろう。しかし、そのおかげで私たちには実際に作品を読んだことは…
文芸・カルチャー
2019/5/19
一日の終わりは、潮風の香り。頬を優しく撫でる海風のように、長い夜を満たしてくれる――。そんなコンセプトのもと生まれたニッカウヰスキー「ブラックニッカ ディープブレ…
文芸・カルチャー
2019/5/17
ひとりオフの時間に、ウイスキーを片手に燻したような香りの余韻に浸りながら、読書という「航海」に出る。そんな至福の夜を過ごすのにぴったりの本を書評家の杉江松恋さ…
文芸・カルチャー
2019/5/17
現代生活に欠かせないネット。ただ、情報サイトのリンクを何気なくたどっていくうちに、ぎょっとするほど時間が過ぎていて、そのわりに何が自分に残ったかといえばおぼろ…
暮らし
2019/4/22
これはきっと自分のために書かれた小説だ! ――何十冊、いや何百冊に一冊、そう強く思う作品がある。どうしてこの作者は、自分が考えている内面について知っているのだろう…
文芸・カルチャー
2019/4/21
「仕事に生きがいを感じる」という人は多いだろう。誰かの役に立っていると実感し、自分の価値を見出していく姿は傍から見てもとても眩しいものだ。しかし、光があるとこ…
文芸・カルチャー
2019/4/20
横山秀夫6年ぶりの新刊『ノースライト』(新潮社)が発売された。著者が本作で題材に選んだのは、建築士という職業。彼らの仕事は、クライアントの要望を予算の範囲で叶え…
文芸・カルチャー
2019/4/20
家族の幸せを願って購入する“夢のマイホーム”には希望が詰まっている。しかし、もし“まほうの家”という魅惑的なキャッチコピーが付けられたモデルハウスに出会ってしまっ…
文芸・カルチャー
2019/4/14
仲間と絆を育んだり、何かに夢中になったりする青春小説は、眩しいくらいキラキラしている。だが、その舞台が新宿・歌舞伎町となれば、話は別だろう。『新宿花園裏交番 坂…
文芸・カルチャー
2019/4/13
私が中学校でバスケットボール部に入ったとき、同級生に身長190cmの選手がいた。高さが何よりも有利になるリングの下で、彼は誰よりもリバウンドが取れたし、軽々とゴール…
文芸・カルチャー
2019/3/26
ここ20年ほどでインターネットは大きな普及を見せた。はじめはパソコンを通じたデータのやり取りに限定されていたものが、いまや手のひらサイズのスマートフォン1つで日本…
暮らし
2019/3/26
『ダ・ヴィンチ』本誌の人気連載コーナー「この本にひとめ惚れ」から、コルク代表・佐渡島さんのひとめ惚れ本を紹介。『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』といった大ヒット作品を…
文芸・カルチャー
2019/3/23
近ごろ教養ブームが、またそれに伴ってささやかな読書ブームが巻き起こっている。AI時代の到来によって、単純作業を基本とする職業はAIにとって代わられる――ゆえにゼロか…
ビジネス
2019/3/15
異性にモテるために、一生懸命筋トレや美容に励んでいる世の男性の皆さん。今やその努力は時代遅れだと聞いたらどう思うだろう。今の時代において、「モテる男」であるた…
文芸・カルチャー
2019/3/1
『本をどう読むか幸せになる読書術』(岸見一郎/ポプラ社)、このタイトルに惹かれる人の中には、「本はあまり好きではないが、本を読む必要があるので読み方を知りたい」…
暮らし
2019/2/21
わからないことはネットで調べればいい。だから本は読まなくていい――。そんな風に考える人が多い今、大学生の読書時間は過半数が“ゼロ”だという。確かに、日々の生活の中…
文芸・カルチャー
2019/2/15
『ダ・ヴィンチ』本誌の人気連載コーナー「この本にひとめ惚れ」から、コルク代表・佐渡島さんのひとめ惚れ本を紹介。『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』といった大ヒット作品を…
文芸・カルチャー
2019/2/11
書店には、成功者や専門家たちの本がズラリと並んでいる。「今より年収を上げたい」「ステキな恋がしたい」「ずっと健康で暮らしたい」――。自分の悩みにそった本を手に取…
ビジネス
2019/2/8
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