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バンド論

バンド論

バンド論

作家
山口一郎
蔡 忠浩
岸田繁
曽我部恵一
甲本ヒロト
出版社
青幻舎
発売日
2023-03-03
ISBN
9784861528590
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「バンド論」のおすすめレビュー

甲本ヒロト、山口一郎、岸田繁――「あなたにとってバンドとは何ですか?」から始まるフロントマンへのインタビュー集

『バンド論』(奥野武範:構成・文/青幻舎)

 ライター/編集者の奥野武範氏が取材と構成を担当した『バンド論』(青幻舎)は、5人のバンドマンへのインタビュー集。取材対象となったミュージシャンは、サカナクションの山口一郎、bonobosの蔡忠浩、くるりの岸田繁、サニーデイ・サービスの曽我部恵一、ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトだ。

「あなたにとってバンドとは何ですか?」――出発点はこの曖昧で漠然とした問いである。だが、いざインタビューが始まると、話は脱線してどんどんあらぬ方向へ。音楽理論の奥の深さ、ライヴの面白さ、クラシックの魅力、メンバーとの付き合い方、自身の音楽的ルーツなどに飛び火する。

「話がバンド論から外れているけど大丈夫ですか?」とインタビュイーのミュージシャンに心配される奥野氏だが、僕はこれでいい、いや、これがいいと思った。バンドに対して不思議さと憧れを抱いているという奥野氏の熱を帯びた問いかけは、バンド的なるものの核心に肉迫せんとした奮闘の記録だからである。

 まず、主軸となるバンドの在り方について。山口一郎氏は、メンバー各々の個性を混ぜようと…

2023/5/13

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バンド論 / 感想・レビュー

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ムッネニーク

72冊目『バンド論』〈山口一郎(サカナクション)/蔡忠浩(bonobos)/岸田繁(くるり)/曽我部恵一(サニーデイ・サービス)/甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ) 著、2023年2月、青幻舎〉 真摯に”バンド”と向き合い続ける五人のフロントマンの証言をまとめたインタビュー集。各人バンドの捉え方は違うが、その音楽を愛する気持ちには胸が熱くなる。 燃え殻によるエッセイ、今日マチ子による短編漫画も収録。 「何をしていいかわからなくなったとき、どうしていいかわからなくなったとき、ぼくは、一生懸命、歌う」

2023/07/27

くさてる

知っている人も知らない人もいたけれど、みなそれぞれの視点から「バンド」を語る、その緻密さと熱が面白かった。でもやっぱり甲本ヒロトがいちばん好き。

2023/08/30

チガ

バンドとは何か?と5人のフロントマンに問いかける。このインタビューをみて聞いてみたバンドがありましたが、良いバンドに出会えました。それぞれバンドへの想いを感じることができる一冊。

2023/06/06

nobu23

バンドのフロントマンにバンド論をインタビューしたもの。サカナクション、bonobos、くるり、サニーデイ、クロマニョンズとバラエティ豊か。

2023/05/28

saiikitogohu

【詩という表現の形態では、すべてを説明し切らず、あいまいな状態をキープしたままで、感情を表すことができる】16【輪郭線は、正気の証】69【ゼロから1が生まれるというときに、そこにいる人間だけで、一気に、一つの音楽を生み出している感じ。それはすごくバンドならではですね】105【みんな、答えの先を見つけようとしすぎてるよ】216【おれはやりたいことをやる。ぶちかますぜ。最高に楽しんでやる。…そういうのが見たいんだ。…勝手に見て、勝手に勇気づけられる】235

2023/06/05

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