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玉蘭

玉蘭

玉蘭

作家
桐野夏生
出版社
朝日新聞出版
発売日
2001-02-01
ISBN
9784022575838
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ジャンル

玉蘭 / 感想・レビュー

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優希

生々しい恋愛模様が絡み合い、官能的な空気が感じられました。東京に嫌気がさし、上海へと渡った有子。70年前に上海で船乗りをしていた質。2人の恋愛の物語は時空を超え、綺麗に交錯していくのに惹かれました。繋がりそのものは微妙に難しいのですが、そこを抜いても時を超えた2つの恋愛が物語として描かれているのが美しい。夢か現か曖昧になっていく世界観が好みです。

2017/05/29

ゆきらぱ

読み友さんのレビューを見て。上海のざわざわして似非西洋と言われる雰囲気が良い。男の身勝手さ(仲間がいると強い、I対Iだと傷つきやすい)が面白い。

2021/07/03

Takeshi Kambara

東京の仕事も彼氏も捨てて上海に私費留学した女性と、100年近く昔に同じく中国にいた大叔父二人其々の恋の物語が章ごとに違う人物の目線で描かれている。人の醜悪な面を隠さず、また人の欲望を官能的に書き連ねた恋物語は決して美しくもないし憧れることもない。だけど、恋愛や結婚は決して綺麗事ばかりで無いと知っているからこそ共感出来る部分もあった。突如として夢なのか幽霊なのか曖昧ながらリンクする昭和初期と平成の登場人物達のやり取りも面白かった。

2022/06/20

サトシ@朝練ファイト

桐野夏生作品の中では一番のお気に入りです。

2012/08/22

James Hayashi

好きな作家の一人である桐野夏生先生の作品であり、閉塞感や、落ちるところまで堕ちる女性を見事に描いているが、題材が悪くあまり響いてこなかった。終わり方も中途半端で消化不良だった。

2014/08/23

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