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犬が来る病院 命に向き合う子どもたちが教えてくれたこと

犬が来る病院 命に向き合う子どもたちが教えてくれたこと

犬が来る病院 命に向き合う子どもたちが教えてくれたこと

作家
大塚敦子
酒井駒子
出版社
KADOKAWA
発売日
2016-11-30
ISBN
9784041035085
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犬が来る病院 命に向き合う子どもたちが教えてくれたこと / 感想・レビュー

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ちゃちゃ

ちいちゃんは小学1年生で発病し、二年近く白血病と闘って天に召された。聖路加病院は、日本で初めて小児病棟にセラピー犬の訪問を受け入れた医療機関だという。子どもたちが子どもらしく成長し希望を持って生きられるように、QOLを高める取り組みがなされている。一人ひとりの心に寄り添う手厚いトータルケア、「犬の来る病院」はまさに子どもたちの生きる力を引き出す。フォトジャーナリストの大塚敦子さんが撮影した、病床のちいちゃんのはじけるような笑顔。その一瞬の輝きを支えていける体制づくりが広がることを願わずにはいられない。

2017/06/22

Ikutan

酒井駒子さんの優しい装丁に惹かれて。第63回青少年読書感想文課題図書。セラピー犬の訪問活動が実現した聖路加国際病院で難病と闘う子どもたちの感動の記録。これは想像通り涙なしでは読めませんね。生死に関わる病と闘いながらも周りを気遣う優しさ。希望を失わない前向きな姿。そんな子どもたちの姿に胸を打たれます。子どもを見守る家族の愛情や全力でフォローするスタッフの姿勢も素晴らしい。そして、なんと言っても間に挟まれた子どもたちの笑顔の写真が印象的でした。この笑顔に繋がるセラピー犬の活動がもっと広まって欲しいと思います。

2017/06/16

itoko♪

第63回読書感想文 高校生の部 課題図書。日本で初めて小児病棟にセラピー犬の訪問を受け入れた医療機関 聖路加国際病院。子どもと犬との微笑ましい触れ合いを描いた作品だと思って読み始めたのだけど、命の重みや やるせない気持ちを噛み締めさせられる作品だった。多感な高校生たちなら更に伝わることや考えさせられることが多い作品だと思う。我が家の高校生にも読ませて、一緒に考えたいことがたくさんある。

2017/07/15

瑪瑙(サードニックス)

題名からてっきりセラピー犬の話だとばかり思っていたのに違っていました。セラピー犬がやってくる病院で病と闘う子供達のお話でした。病と闘っている子供達の方が早く大人になるようです。それだけ過酷な経験をしているわけですね。病に打ち勝った子供達が、亡くなった子供達の事を思いながら、夢を叶える為に不安を抱えながらも歩いていこうとしている姿が眩しかったです。小児科は減りつつあります。でもこの病院のようにトータルケアをしてくれる所が増える事を願います。

2017/02/08

る*る*る

高校、今年度課題図書。聖路加病院は、日本で初めて小児病棟にセラピー犬の訪問を受け入れた医療機関。犬との触れ合う話から当時入院していた4人の子どもたちの治療中、治療後の生活を丁寧に取材。この病院の患者たちへの事細かな配慮、職員たちからの愛情たっぷりな入院生活をこの本で知る。それは患者だけに留まらず、その家族・きょうだいへも。『こどもたちの心や家族のことなど、その子の全体に向き合うことで、治療も進みます』先生の言葉✴︎素晴らしい職員、いや、大人たちが勤務している!

2017/06/23

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