宗教が往く 上 (文春文庫 ま 17-5)
宗教が往く 上 (文春文庫 ま 17-5) / 感想・レビュー
フカミニハマル
★★★★ 「小説の前に」だけでも、読む価値あり。松尾さんの語彙のセレクトが見事。ありえない状況なのに、言葉が生きてる。
2011/01/29
ざれこ
このシーンで笑う自分って不謹慎?とか思いながらも笑いが止まらんでしたよ。はまる人ははまる、ダメな人は捨てるぐらい嫌いだろうな、この小説。私はこういうの好物です、そしてそんな自分ってどうなんと冷静に突っ込む自分もいる。松尾スズキの著者語り、先にどう絡むかまるでわからんけどむっちゃおもろかった。
2012/08/10
cyokomochimochi
最高にクールだった。正直著者語り系は苦手なので半分以上ある物語前のまえがきにひるんだがそんな心配する必要ないくらいすいすい読めた。筒井康隆を柔らかくして「はい、ここ笑いどころですよー」と笑うポイントを的確に指摘されているような印象。しかも指摘も不快でなくそれすらも芸の一部のような、なんだか新しい次元の小説だなあと思った。読む人を大分選ぶだろうが自分はこの本を面白く読めた事をとても感謝している。
2012/05/13
すべから
100ページ近い前書きからして、何が何だか分からないのに、本編が始まると更にカオスティック。エログロに満ち溢れ、ごったごたな文体と寄り道だらけのストーリー。しかし、ページを繰る手は止まらない。ついて来れる奴だけついてこいって感じだ。登場人物は、新井英樹の絵で浮かぶ。更なるカオスと笑いを求め、引き続き下巻も読む。
2011/09/24
Hibiki79
文庫で再読。雑多を極める世界観、現実と作り事の猫マンマ。松尾さんの戯曲と半生をなぞりつつ、笑いと嫌悪感で胸焼けしながら下巻へ。久々に読んだけどやっぱり滅茶苦茶だ!
2011/01/15
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- 出版社
- 光村図書出版
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- 2023-06-26
- ISBN
- 9784813804383