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アンネの童話 (文春文庫)

アンネの童話 (文春文庫)

アンネの童話 (文春文庫)

作家
アンネフランク
酒井駒子
Anne Frank
中川李枝子
出版社
文藝春秋
発売日
2017-12-05
ISBN
9784167909918
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アンネの童話 (文春文庫) / 感想・レビュー

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しゅてふぁん

表紙絵に惹かれて手に取った一冊。アムステルダムのアンネの隠れ家には行ったことがあって、この本を手に取ったことで家の内部の様子の記憶がじわじわと蘇ってきた。童話を読んでいると物事の真理を突いているような文章に出会いドキっとする。エッセイも周りの人たちのことを良く観察し、その様子が生き生きと描かれていて面白かった。するどい洞察力、果てのない空想力。そして自由への渇望。アンネがこれを書いたのは十五歳、自分の中学時代とは何と違うことか。『アンネ・フランクの日記』も読んでみないとな。

2019/03/02

ぐうぐう

アンネ・フランクは、ただ単に、日常を記録しようと日記を書いていたのではない。戦後、出版されることを目論んで、過去に書いた日記を何度も推敲している。つまり、アンネは作家志望であったわけだ。そんな彼女の夢が垣間見れるのは、日記と共に書かれた多くの童話からも言える。本書は、そんな童話とエッセイだけを抜粋して一冊の本にしたものだ。読んでいると、繊細な文体と、大胆な想像力で生み出された物語に素直に魅了されてしまう。(つづく)

2018/04/20

けろりん

中川李枝子さんによる翻訳、酒井駒子さんの装画、解説は小川洋子さんという、この小さな本は、才能あふれる若き文筆家へ捧げられた可憐な花束と言えるでしょう。煉瓦と石畳、水路の街の、奥深い隠れ家で、意志的な大きな瞳の少女が見つめ続けた、自然と生きとし生けるものの奇蹟。人の本質の善なることを信じ、世の中の不公平が無くなる事への願いを籠めて書き綴られた美しい童話とエッセイ。過去へ、未来へ、未知の世界へ、想像の翼をいっぱいに広げた瑞々しい感性と聡明な視点が心を打ちます。日記と共に、永く愛され読み継がれる事を願います。

2020/07/09

14番目の月

アンネがこのような童話やエッセイを書き残していることを知らなかった。 どの作品にも彼女の信念が通っていて、この歳でこれだけしっかりした考えを持っているということに驚いてしまう。 彼女の才能が摘まれてしまったことが残念でならない。

2018/02/02

桜 もち太郎

アンネの書いた童話とエッセイ集。閉ざされた小さな部屋だからこそ、このような空想の物語が書けたのでしょう。空想の中でしか旅行に出かけたり、デートをしたり、友達と遊んだりできないのです。「だれでも同じようにうまれて、そして死にます。浮世の栄光なんて残りません。富み、権力、名声が持ちこたえるのはせいぜい二年、三年!」。アンネの心の叫びが聞こえてきそうです。究極の状況の中で書かれた作品にもかかわらず、物語が輝いているのもアンネの心の輝きのせいなのでしょう。

2018/07/16

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