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シングルファーザーの年下彼氏の子ども2人と格闘しまくって考えた「家族とは何なのか問題」のこと

シングルファーザーの年下彼氏の子ども2人と格闘しまくって考えた「家族とは何なのか問題」のこと

シングルファーザーの年下彼氏の子ども2人と格闘しまくって考えた「家族とは何なのか問題」のこと

作家
花田菜々子
出版社
河出書房新社
発売日
2020-03-18
ISBN
9784309028705
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「シングルファーザーの年下彼氏の子ども2人と格闘しまくって考えた「家族とは何なのか問題」のこと」のおすすめレビュー

シングルファーザーと付き合ったら「お母さん」になるべき? 『出会い系』の花田菜々子が探る、家族のかたち

『シングルファーザーの年下彼氏の子ども2人と格闘しまくって考えた「家族とは何なのか問題」のこと』(花田菜々子/河出書房新社)

「付き合うってどういうこと?」という質問に、しっかり答えられる大人がどれほどいるだろう。相手がバツイチで、小学生の息子を2人育てるシングルファーザーの場合、なおさらだ。その戸惑いを真摯に、正直に綴ったのが『シングルファーザーの年下彼氏の子ども2人と格闘しまくって考えた「家族とは何なのか問題」のこと』(河出書房新社)。『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』で話題を読んだ、花田菜々子さんによる、実録私小説第2弾である。

 はじめて息子さんたちと対話したときの様子に、花田さんの真摯で正直な姿勢が表れている。「お母さん」になる覚悟はないが、彼らをおびやかしたくはない。それでとった行動が「白目で見つめ返してみる」だ。猫なで声で話しかけてつまらない大人として認定されるのを避けたのは、彼らに好かれるためというより、花田さん自身がそういう大人が好きではなかったからだ。花田さんは彼らにおもねるこ…

2020/4/10

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シングルファーザーの年下彼氏の子ども2人と格闘しまくって考えた「家族とは何なのか問題」のこと / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

前作『出会い系サイトで~』を読んだインパクトがかなり強烈な著者さんの二作目になり、本作もなかなかパンチのある暮らしをしています。ふとした流れ、きっかけから男の子二人を持つシングルファーザーと付き合うことになったら著者さんのパンチのある生活が綴られています。フツーの方とはちょっと違う感性の持ち主の著者さんならではの男の子二人との接し方がなんだか冷や冷やもするし、ほっこりもさせてくれます。フツーとちょっと異なる自分を無理にニュートラルにせず、あえてそのままでいる自然体の著者さんにとても強い感銘を受けました。

2023/05/04

じいじ

花田さんの「恋心」を芽生えさせたお相手は、11歳・8歳のやんちゃな小学児のいるシングルファーザーです。「子供という未知な生きものが面白いから…」という、子供への好奇心が溢れる花田さんの愛の奮闘記は、前作にまして面白かった。結婚観・家族・母親・子供の教育など重いテーマに、途中幾度も立ち止まって考えさせられました。花田さんの実体験を綴った私小説、やさしさのこもった文章でグイグイ著者のペースに引き込まれました。さて3作目は、どんな身近なテーマを書いてくれるのでしょう、愉しみに待っています。

2020/12/19

あっか

新刊。出会い系サイト…も深い感銘というか未知の世界&価値観を覗いたような感覚を覚えたけど、今回も上手く言葉にできないけどとにかく読んで良かった…!と思えました。ハタから見ると、こんなパズルのピースみたいにぴったり来る家族、ないんじゃない?この3人には菜々子さんしかいないんじゃない?と感じる。共感したり、しなかったり、そういうのもアリか!と思ったり。思考が深くなります。そして相変わらず書評が上手で全ての本読みたくなる…!(田房永子さんの著書は一時期わたしも読み漁ったし今も新刊は欠かさず読んでる)

2020/10/04

ぶんこ

『パン屋の本屋』『HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE』という2つの本屋さんの立ち上げ場面は読んでいて面白く、どちらの本屋さんにも行きたくなりました。本屋さんの立ち上げから講演会、著作と才能豊かな方なのに、自転車に乗って回転寿司にも行く普通の女性なのもわかって嬉しいような気持ちになる。好きになった人に微妙な年齢の男の子が2人というのは、私ならおののく。特に次男の下ネタ攻撃には耐えられないかもしれない。子どもを持った事のない身には異性のお子さんは難しい。個人的には通い婚に軍配をあげたい。

2020/12/16

みっこ

【月イチテーマ/今年の本】2020年3月出版。『出会い系サイト〜』に続き、これもすごーく面白かった!花田さん、行動は突拍子がないけど、すごく真面目で誠実な人だと思う。私は今子育て真っ最中なので(失礼な言い方かもですが)子育てを外から見るとどう映るのかがとても新鮮で、勉強になりました。『子供の成長を笑ったり冷やかしたりするのは、子供が離れていくことへの焦りや寂しさをごまかしている』『子供を不幸にする親のほとんどが、自分の考える良さを押し付けることから始まっている気がする』この辺は真理だなと思う。→コメントへ

2020/12/03

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