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メタボラ(下) (朝日文庫)

メタボラ(下) (朝日文庫)

メタボラ(下) (朝日文庫)

作家
桐野夏生
出版社
朝日新聞出版
発売日
2010-07-07
ISBN
9784022645555
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メタボラ(下) (朝日文庫) / 感想・レビュー

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優希

全てが明らかになっていくのが怖くもありましたが、引き込まれました。ギンジが記憶を取り戻したときからがこの物語の本当の流れのように思えます。壮絶な過去と対峙し、ボロ布のように捨てられていく記憶が辛い。同時にジェイクも破滅へと向かうのはまさに現代の貧困そのものの活写に見えました。後戻りできない現実を暴いた衝撃作と言えますね。最後のギンジの一言が救いです。

2017/03/22

アッシュ姉

やはり桐野さんである。下巻は暗くて深い穴が待ち受けていた。貧困に喘ぐ若者が抜け出せない負のスパイラル。彼らを狙う搾取する側の人間は後を絶たず、格差は広がるばかりで埋まることはない。仕事があって、住む家があって、着る服があって、食べるものに困らないという普通の暮らしが物凄くありがたいものに思えてくる。清潔な布団で眠れる幸せ、おしゃれを楽しむ余裕、美味しいもので満たされることが当たり前ではないのかもしれない。桐野さんらしい結末と二人の物語を読み終えてしまった寂しさが相まって、寂寥感を覚えつつ読了。

2021/06/08

ehirano1

#起きないのに、起きそうなことは最初から排除しよとするのが“経営者”。#また出た、「放浪は死に近い」。#怒るロナウジーニョさながらの怖い顔ってどんな顔?#『僕が落ち込んだ穴は深くて暗いかもしれない。時々薄日が射したりするので、なかなか危険を実感できない』に呻る。

2020/03/15

ehirano1

“グロテスク”や“OUT”で数々の読者をTKOに追い込んだ桐野ダークが炸裂!ここしかないというタイミングでピンポイントに打ち込んできましたよ! やっぱこの人天才です。

2019/03/09

Yosshiy

記憶を失った〈僕〉は、沖縄の密林で故郷を捨てた若者「昭光」と出会う。二人は名前を変えて新たな人生を歩もうとするが、二人が進む先には何が待っているのか…。底辺を生きる若者を描きながら、現代が抱える様々な社会問題にぶつかっていく本作。面白かったと聞かれても正直困る作品(笑)出てくる登場人物達が殆ど糞すぎるんです。しかし途中で読むのが嫌になるかと思いきや全くもってその逆で、グイグイと引き込まれて先を急ぐ様に読まされてしまう筆力。…と言うことはやっぱ面白かったのかな^^;桐野さんって凄い作品書きますね♪

2019/09/06

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