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日本のすごい味 おいしさは進化する

日本のすごい味 おいしさは進化する

日本のすごい味 おいしさは進化する

作家
平松洋子
出版社
新潮社
発売日
2017-09-29
ISBN
9784103064732
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日本のすごい味 おいしさは進化する / 感想・レビュー

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アキ

街のケーキ屋さんから駅弁をつくるおばあちゃん、かづの牛、しょっつる、くしこ(こんな食べ物知りませんでした)、凍みこんにゃくといった渋いところまで15食すべてこだわりがあるストーリーばかり。どこも行きたくなる。東京淡路町「近江屋洋菓子店」ピッツア中目黒「聖林館」江戸前鮨人形町「㐂寿司」鰻蒲焼き・芝麻布「五代目野田岩」は行ってみたいけど、他は遠くてちょっと無理かな。どんな食べ物にも作り手というひとがいる。この本に出てくるすべてのその物語や思いを知ると応援したくなる。平松さんに地元の店を取材しに来てくれないかな

2019/12/23

よこたん

“いいものを作って満足しているだけでは意味がない。どう売るか、良さを伝えるか”“だいじなのは、やっぱり味。今年も来年も、いつもおいしいねって喜んでもらいたい” おいしいものには、やはり理由がある。試行錯誤の末に見出した、素材と相対しての足し算引き算。苦労はあっても、好きだから出来る仕事っていいな。憧れの「栃尾のあぶらげ」は揚げたてをいつか必ずやという思いが更に強くなった。「マルセイバターサンド」に込められた志が心に残る。野田岩の鰻蒲焼きにうっとり。けど、今は素朴な凍みこんにゃくをぜひとも食べてみたい。 

2018/06/20

ユウユウ

食べ物に向かう姿勢に尊さを覚えました。新年からありがとうございますという気持ちです。

2018/01/01

ユメ

全国の「すごい味」を巡る平松さんの丹念な取材は、私に「食べ物とは命である」という当たり前でありながら忘れてしまいがちな感慨を呼び起こさせた。命がかつて打っていた鼓動が届き、心の柔らかいところをふるりと動かす。そして、その命を育み、捌き、料る人がいてこその「すごい味」である。伝統の味を漫然と引き継ぐだけでは、時代の荒波に飲みこまれ、消えていってしまう。長く愛される味の背景には、それを守る人々の日々の努力の賜物である進化があるのだ。私もぼんやりと消費するのではなく、命と対話をしながら食事をする人でありたい。

2017/12/17

野のこ

「舌が刺激されて踊りだす」ピッツァ、「ただならぬ存在感」栃尾あぶらげ、「良質のバターを鍋に入れたときのかおり」鰻蒲焼き、「なかなかどうしてたっぷりだしがとれる」いわしの焼き干し、「ハタハタを愛するあまりハタハタサンバの唄まで作詞した社長」しょっつる(魚醤)、「頭のよい鴨はうまい」鴨治部鍋。。「理屈を超えて魔界へもっていかれる」くちこは義父の地元能登半島の珍味で、ローカルニュースで三角にペロンとくちこの干す姿がでると、冬が来た!と毎年しみじみします。三角にも角度が重要で浅めの腰ばきパンツみたいがいいらしい。

2017/11/01

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