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ひさしぶりの海苔弁 (文春文庫 ひ 20-6)

ひさしぶりの海苔弁 (文春文庫 ひ 20-6)

ひさしぶりの海苔弁 (文春文庫 ひ 20-6)

作家
平松洋子
出版社
文藝春秋
発売日
2016-09-02
ISBN
9784167907037
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ひさしぶりの海苔弁 (文春文庫 ひ 20-6) / 感想・レビュー

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kinkin

平松洋子さんの食エッセイ。近頃やたら食レポの番組が多い。彼ら彼女は一応に「美味い」「おいひー」まだ噛んでもいないうちに・・・・。このエッセイ集は言葉でそれを食べているような気にさせるエッセイだ。なんといっても素材をこねくり回してというのがなくて好きだ。海苔弁、きゅうりの丸かじり、みょうがの味噌汁、パリパリわかめをかけたご飯、目玉焼きをご飯上でぐちゃぐちゃにするやつ、お湯におぼろ昆布をいれただけのもの。多分海外に行くときっとすぐに食べたくなるのではないか。安西水丸さんのシンプルで温かい挿絵も素敵。図書館本

2022/05/05

ぶち

いつもながら平松洋子さんの文章は、気取りすぎずユーモラスで、軽やかでいて臨場感にあふれています。食材の描写、美味しさの描写は他のグルメ本のはるか上の高みをいっています。「アタマのいい鴨はうまい」「油揚げは人格者である」「ぎらりと光る蒼い刀が並ぶサンマ」「みょうがのすてきポイントは肩すかし」……もう食の哲学です。 一編一編に添えられた安西水丸画伯の挿し絵が、これまた哲学的で素晴らしいです、特に表紙の海苔弁の絵がすごいです。この黒いだけのシンプルな絵にガツーンときました。

2022/10/11

のぶ

以前読んだ平松さんの「かきバターを神田で」が面白かったので、同じシリーズで見つけて読んでみた。食に関するエッセイ集で、系列は「かきバター・・」と変わらないが、本作も面白かった。改めて思ったのは、各章3ページ程度だが、食べ物に対しての観察眼が鋭い。誰もが経験したことのある印象がとてもうまくまとめられている。登場する人たちとの想い出なんかも面白く絡められていて、思わず共感しうなずいてしまう。連載の文庫化のようだが、未読のシリーズがまだ残っているので、今後も楽しみに読み続けよう。

2020/08/19

ばう

平松洋子さんのエッセイはいつも表現が絶妙で食に関するエッセイはもう何冊読んでも飽きない面白さです。そしてどの料理も小難しくなくて簡単。豚汁、ワカメスープ、味噌汁。今すぐ家に帰って作りたくなっちゃう!そんな中、一番印象深いのは蒲鉾の話でした。私も蒲鉾板を愛する一人なので😁

2021/12/06

kinupon

読んでるだけでお腹がいっぱいになりそうです。中でも「負けるな山田うどん」面白かったですね。

2018/11/04

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