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買えない味 (ちくま文庫)

買えない味 (ちくま文庫)

買えない味 (ちくま文庫)

作家
平松洋子
出版社
筑摩書房
発売日
2010-12-10
ISBN
9784480427830
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買えない味 (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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佐々陽太朗(K.Tsubota)

平松洋子さんはカッコイイ。そう、本当にクールだ。平松さんにとって、おそらく日常は決して退屈なものではない。凡人には何気ない日常も、平松さんには彼女にしか見えない側面がある。それは稀有な感覚。静かで地味な日常も、稀有な感覚を持って生きる者にとってはしみじみ感じ入る要素に満ちているものだ。私にとって谷崎潤一郎氏の『陰翳礼賛』に比肩し得る随筆です。出雲・出西窯の砂糖壺と白掛地釉を私も使いたい。

2014/10/15

ダリヤ

せいかつのなかでそだてていく味や物でしかだせないものがある。せいかつのなかでしかきづけないおいしさは、ほんとひびのつみかさねのなかにねむっている。平松さんはそれらにきづきよろこびかんどうし、ていねいにまいにちつみかさねていることが、ことばのすみずみからかんじられる。よんでいて、わたしもひびのせいかつのなかでつかいすてるものばかりにたよるのではなく、わたしのせいかつのなかになくてはならない、ひびいっしょにそだつものをむかえいれたくなった。なにげなくしているつまみぐい。「指も舌なのだった」の一文ではっとした。

2015/12/27

ユメ

平松洋子さんの暮らしぶりは、真っ白に洗い上げてお日様の下で干した洗濯物のような、さっぱりと気持ちのよい匂いがする。その心地よさは、自らの手を動かして作り上げた、まさに「買えない」もの。しかし、だからこそ真似るのが難しい面もある。日々丁寧に家の中を整える手間を惜しまず、むしろ楽しみ、暮らしに彩りを与えるささやかな工夫をひらめく心のゆとりを持つ。人としてのあり方が問われるとも言える。私などがおいそれと平松さんの矜持に近づけるはずもないのだが、エッセイに記された暮らしの知恵をひとつずつでも実践してゆきたい。

2018/07/09

ken_sakura

普通(^_^)エッセイ。聞いていて気持ちの良い塩梅のこだわり。井上荒野の「キャベツ炒めに捧ぐ」の著者による解説が良かったので、手に取った。蒸し物が食べたくなった。ボンクラな私のような読者のために、もっと写真が欲しかったかも(^。^)エッセイはあまり好きでは無いけど、たまのエッセイとして良かった。

2018/12/08

だいすけ

好き嫌いがはっきり分かれる、まるでくさやや納豆のような文章。当然クセになってるからまた読んだ。ブログに感想を書きました。

2018/09/30

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