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折れない自分をつくる 闘う心

折れない自分をつくる 闘う心

折れない自分をつくる 闘う心

作家
村田諒太
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-04-27
ISBN
9784048975254
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プロボクサーを引退した村田諒太が明かす、世紀の一戦の舞台裏と心の記録

『折れない自分をつくる 闘う心』(村田諒太/KADOKAWA)

 日本ボクシング史上最大の一戦といわれたゴロフキンとの王座統一戦から約1年が経った2023年3月、現役引退を発表した元プロボクサー、村田諒太。

 彼は“強さとは何か”を追い求め37年の人生のうち、20年以上もボクシングと共に生きてきた。ラストファイトとなった、2022年4月のゲンナジー・ゴロフキンとの一戦は、コロナの影響7度の中止・延期という紆余曲折を経て、ゴングが鳴った。

 最強王者ゴロフキンとの対戦について彼はこう話している。

「村田諒太という人間とその生き方が凝縮された闘いだった。スポーツ心理学者の田中ウルヴェ京さんのサポートのもと、ゴロフキンという強豪の向こうにいる自分と向き合い、もがき続けた」

「勝利という結果、他者の反応や評価だけを求めてボクシングをやってきた。でも、自分をちゃんと認めてあげることができれば、他者との比較はさして気にならなくなることをゴロフキンとの試合を通して知ることができた」

 ゴロフキン戦についてジムの会長から話を聞いた時から、ボクシング人生において集大成の試合…

2023/5/25

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折れない自分をつくる 闘う心 / 感想・レビュー

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いちご

村田選手のゴロフキン戦前、半年間のメンタルトレーニングの記録。◎五輪金メダリストなら平然と強度の高い練習を毎日継続してると思いきや、もがきながら、メンタルトレーナーもつけて、練習に向き合っていることがよく分かった。◎試合の目的は?なんで勝ちたいのか?等、目的を突き詰めていくシーンが多く、印象に残った。強度の高い練習を続けるためには目的が明確なことが大切なんだと感じた。確かに、お金も名声も十分に手にしている状況で、自分を追い込んでいくのは大変だと思う。◎自分も今の仕事の目的を突き詰めて、自分を追い込みたい。

2024/02/10

Yuuki.

ゴロフキン戦に向けたメンタルトレーニングの内容を軸に、多少昔の話なども入るとはいえ、基本的にはその試合に関わる話だけで構成された一冊。その分、一戦に対する準備の様子や心の変化などがしっかり書かれていて、内容が濃い。メンタルトレーニングでの会話やLINEのやり取りも掲載されているため、弱い部分も曝け出しており、自らを「ビビり」だと言っている村田。確かに内容を読んでいるとビビりだしネガティブなタイプのようだが、この内容を曝け出すのは普段はビビりじゃない人でもなかなか出来ない、勇気のいる行為だと思う。

2023/12/29

ナンピン13

良質なドキュメンタリー映画のような内容。現役最後の試合に向け、ひたすら自身の内面と向き合いながらより強靭なマインドを築いていく過程が面白い。村田選手のメタ認知能力の高さと、脳内の言語化能力の巧妙さに終始関心させられました。

2024/01/16

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