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あじフライを有楽町で (文春文庫 ひ 20-7)

あじフライを有楽町で (文春文庫 ひ 20-7)

あじフライを有楽町で (文春文庫 ひ 20-7)

作家
平松洋子
安西水丸
出版社
文藝春秋
発売日
2017-06-08
ISBN
9784167908737
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あじフライを有楽町で (文春文庫 ひ 20-7) / 感想・レビュー

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ぶち

平松さんの古今東西の美味しいものエッセイ。美味しいお店のレポートも垂涎ものですが、やはり平松さんご自身の調理や台所仕事の記述がこちらの食欲もやる気もくすぐってくれます。この巻にも挑戦したくなる素材や料理、レシピがたくさん載っています。油揚げのゴルゴンゾラ詰め、凍みコンニャクを使った煮物、肉豆腐、柿の白和え、ビーフステーキ、焼きリンゴ...平松さんの文章に安西水丸画伯の挿絵という黄金コンビも、画伯の急逝によってこの巻が最後になってしまいました。安西さんが亡くなる一週間前に描かれた挿絵も掲載されています。

2021/05/09

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

平松洋子さんの食べ物エッセイ。第四弾なのだけど読むのは初めてでした。手に取ったのは表題のアジフライのお店。有楽町にある「大正軒」で先日アジフライを食べたばかりだったから。高級な料理やお店もあるけれど、有楽町の定食屋や立ち食い蕎麦のお店など親しみやすい話がたくさん。とはいえ、神田の「くじらのお宿 一乃谷」などは一度行ってみたいなぁ。読むと食べたいもの、行きたいお店が増えますね。ところで、挿絵の安西さんには申し訳ないのだが、表紙のフライはアジフライではなくて海老フライにしか見えないのだが…。★★★

2017/06/18

ばう

★★★あじフライは良いですよね〜「サクッ!ハフハフッ、フワッ美味しい〜♡!」、です。彼女の表現するお料理の描写は本当に秀逸だけれど、食べ物全てへの深い愛情が感じられて、色んな情報を教えてくれるのも嬉しいところ。本物のしみこんにゃく作りがこんなに地道で大変手間のかかる作業とは知りませんでした。▽そういえば鮎の塩焼きや白和えは大人になって好きになったなぁ▽不二家のフランスキャラメル、懐かしい!▽今回も食に纏わるあれこれ、たっぷり楽しめました。あまりエッセイは読みませんが平松さんだけは別。ハズレ無し‼︎です。

2020/07/28

じょんじょん

ユーモアとウィットに富んだエッセイを読むのは本当に楽しい。ましてやそれが食べ物エッセイだったら最高です。『あじフライを有楽町で』タイトルも惹かれるけれど、読み出したら著者平松さんの上品なユーモアのある文章に包まれて、ハンモックに揺られているような心地良さ。こんな方とお話してたら、時間経つのも忘れるかもと思ったり。それにしても知見の広さが半端ないです。この本を読んで、自分はエッセイの方が読むスピードが遅い事に気がつきました。一編ごとに後味を確かめるように、一間を置くのかもしれないと思いました。楽しい作品です

2018/05/27

シフォン

平松さんの食と食にまつわる「〇〇を△△で」シリーズ、読むのは4冊目。タイトルになっている有楽町の「大正軒」のあじフライはぜひ食べてみたい。あと、「はまの屋」の玉子サンド、湯島「天庄」の天丼、谷中「ひみつ堂」のかき氷も気になる。京都に行ったら「ラ・ヴァチェール」のタルト・タタン、湯豆腐に鱧を食べたいな。海苔弁アンケート、①80点②ちくわの磯辺揚げ③忙しい時のランチ④学生時代はお世話になりました。また、不二家のフランスキャラメルの登場に懐かしさを感じた。

2020/08/15

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