パンのペリカンのはなし
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パンのペリカンのはなし / 感想・レビュー
けんとまん1007
いい意味でのこだわり。先代の意志をつなぐこと。変わらないことというのは、実は、とても難しいと思う。それが、食べるものとなると、尚更だと思う。材料自体の変化、天候などの変化、指向性の変化などなど、きりがない。しかも、作る人自体も、毎日、状態は違う。その中で、味を守るための努力。伝統産業が革新の連続という言葉があり、それを想い出す。シンプルということは、誤魔化しがきないということだと思う。
2023/07/05
Natsuki
1942年創業、浅草のパン屋さん『ペリカン』。今現在売っているのは食パンとロールパンの2種類だけ。街のパン屋さんであり続けながらも、遠くから『ペリカン』のパンを買い求めにやってくる人も多いという。兄夫婦にすすめられ、阿佐ヶ谷のミニシアターで『74歳のペリカンはパンを売る。』というドキュメンタリー映画を観た帰りに思わず購入。本も映画も『ペリカン』を愛する人たちの言葉で溢れていた。これはぜひとも本物を買って食べたい?特別うまいというのではなく、飽きのこないパン。それってものすごい強みだと思う。
2018/06/05
ぶんこ
まだ若い4代目が書いた、というよりはインタビューをして他の方が書いたのでは?とおぼしき内容でした。2代目の方のパンへの思い、お店の人への思いを大事に受け継ごうとする姿勢が好ましい。日本の人口が減ってきて、働く人がいなくて、閉店するお店が多いというのが衝撃でした。身の丈に合った商いをし続ける難しさもあるのでしょう。食パンとロールパンだけにしぼり、手を広げないというのが、2代目が争いごとが嫌いだったから・・というのが微笑ましい。無性に食べたくなってきました。
2019/11/20
ケロコ
【図書館】75年続く、ペリカンのルーツ。食パンとロールパンだけでこの先もいくという。ロールパンは食べたことがないんだよねぇ。予約して買いに行かないと売り切れ必至なので、なかなか手に入らない。予約したら、行かないといけないのがストレスなんですよ。今年の目標位にしておこう。
2019/06/21
る*る*る
食パンが好き。初めて入るパン屋では必ず食パンを購入する。うー、ペリカンの食パンを食べたい。読書中、何度もパンの香りに包まれた✳︎ドキュメント映画、高崎シネマテークに来ないかな〜
2017/11/20
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- 出版社
- 光村図書出版
- 発売日
- 2023-06-26
- ISBN
- 9784813804383