波平は年収1000万超!? 「サザエさん」と現代のギャップを徹底検証
『磯野家の危機』(東京サザエさん学会/宝島社)
磯野家と現代日本とのギャップを社会学的視点で検証していく、『磯野家の危機』が2018年5月18日(金)に発売された。
日本の家族の代表「磯野家」。いまだに黒電話や二槽式洗濯機、ブラウン管テレビなどを使用し、現代日本の生活からは大きくかけ離れた生活をしている。そんな磯野家の暮らしが「現代までにどのように変容したか、そしてゆくゆくはどうなるのか」を同書では、全52項目のテーマで考察していく。さらに近年SNSで話題となっている登場人物の年齢や学歴など、「サザエさん」の雑学的要素も満載の1冊だ。
著者の「東京サザエさん学会」は、“サザエさん”を中心とした長谷川町子作品の研究団体として1981年に設立。代表者は慶應義塾大学名誉教授の岩松研吉郎で、1992年に出版した『磯野家の謎「サザエさん」に隠された69の驚き』は一大ブームを巻き起こした。
当時の『磯野家の謎』を読んだ人はもちろん、「サザエさん」を一度でも見たことがある全世代の人が楽しめる内容になっている。サザエさんファンや雑学に興味がある人は、ぜひ同書を…