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わが手に拳銃を

わが手に拳銃を

わが手に拳銃を

作家
高村薫
出版社
講談社
発売日
1992-03-25
ISBN
9784062057486
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ジャンル

わが手に拳銃を / 感想・レビュー

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KAZOO

李欧もこの本も何度目かですが、いつもハードボイルドタッチにのめりこんでしまいます。北村さんとは反対に高村さんははじめの頃は男性かとばかり思っていました。本当にこれだけの物語を書くというのは大変であると思います。最近はあまりこのようなものがなく残念に思っています。

2018/01/29

ダイ@2019.11.2~一時休止

ハードボイルドもので、主人公とリオウの関係がよくわからないのは高村さんらしい?。

2015/12/26

みも

『李歐』読後に『わが手に拳銃を』とは別物との見解をあちこちで聞きかじり、ならばどちらも読まねばと読み出す。マクロ的に趣意は同じだが、やはり別物と言っても過言ではない。見紛う事無きハードボイルド。だが残虐な描写や暴虐シーンは無いに等しい。それらはあくまで仄めかしにとどめつつ、見事に闇社会の仮借なき冷酷を描き出す。粗削りで生々しさが活きている本著の武骨な筆致が心を打つ。優劣では無く好悪の点で個人的には本著の方が好み。傑作には違いないが『李歐』はやや高尚に仕上げ過ぎた感がある。拳銃に関する描写は呆れるほど細緻。

2018/04/18

扉のこちら側

初読。2014年1129冊め。五條瑛まつりから高村薫へ。「李歐」とはまた違うリ・オウと一彰の物語。こっちの一彰は意欲的だな。

2014/12/13

Yuki

改稿後の「李歐」は読んだが、こちらは初めて。大まかには同じような流れのストーリーなのに、細部とかオチが違うので別物として楽しめた。幼少のころに目の前で母が射殺されたことで拳銃に魅せられ、裏社会に引きずられていく吉田一彰と、彼に鮮烈な魅力を焼き付けるリ・オウ。ブロマンス色の強い「李歐」は守山工場での一彰の幼少期などの描写がきめ細かくなっていたが、「わが手に」はハードボイルドが強く乾いた感じがして、これもなかなかよかった。作中に4月の描写が多く、今の時期にぴったりだった。

2020/04/17

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