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レディ・ジョーカー〈上〉

レディ・ジョーカー〈上〉

レディ・ジョーカー〈上〉

作家
高村薫
出版社
毎日新聞出版
発売日
1997-12-01
ISBN
9784620105796
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ジャンル

レディ・ジョーカー〈上〉 / 感想・レビュー

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ダイ@2019.11.2~一時休止

合田雄一郎刑事その3。前作が自分的にはイマイチだったのに導入部が読みにくくて気がめいったけど、中盤以降面白くなったきて安心。下巻へ続く。

2016/01/05

NAO

【図書館が長期休館なので、未登録の本を再読中】グリコ森永事件に着想を得て書かれた作品。日之出ビール社長誘拐事件の裏に隠れた、部落問題、総会屋、企業恐喝などの色々な社会問題を描いていく。語り手が次々と変わり誰が主人公なのか分からないような状態から、合田雄一郎をはじめとする 数名に焦点が絞られていく。

2020/03/22

papako

単行本で再読。細かい部分はわかりませんが、文庫で読んだ印象と変わらない。そうだった、そうだったと読み進めました。本庁から所轄に左遷になった合田。照柿の熱さはありませんが、内面にふつふつと発酵する何かがある。30半ばの男が二人、アパートで何してるんだか。そして続けて読んでくると、突然のバイオリン登場に戸惑います。さて、日の出の社長の警備につく合田、楽しみ。合わせて文庫も再読しよう。

2016/09/07

みも

大手企業、零細企業、競馬場、警察組織、新聞社。それらの圧倒的なリアリティと臨場感。世情の有象無象に翻弄され、鬱屈を心の闇に沈潜させながら生きる男達。情景描写の妥協のない細緻は、冷徹な眼差しで社会を見据え、極限まで突き詰めて思考し抜いた帰着点であろう。そして、驚異の想像力が人物造形の源泉であり、全ての登場人物造形に一切の手抜きが無い。一介の脇役の心情にすら細心の心配りを怠らず、ややもすると誰が主役なのかさえ曖昧模糊となる。主観も次々と変転し、客観視とのバランスが絶妙で、ディテールと俯瞰が見事に融合している。

2017/11/09

i-miya

2014.01.04(12/21)(つづき)髙村薫著。 12/31-01/01 根来の思い、シマーヌ・ヴェーユ-この多摩堤、地震の一揺れ、6000人、地下鉄毒ガス、5000人。 加納という検事と、その義弟は、桜の木の下にいた。 根来の逃亡生活を知らない検事。 加納-被疑者を落とす手練手管はぴか一の策士、だが本の話をすると、経験主義的な懐疑論が顔を出す。 

2014/01/04

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