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作家的時評集2008-2013

作家的時評集2008-2013

作家的時評集2008-2013

作家
高村薫
出版社
毎日新聞社
発売日
2013-11-29
ISBN
9784620322223
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作家的時評集2008-2013 / 感想・レビュー

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KAZOO

高村さんの時評を時系列的の読んできましたが「作家的覚書」(2014年~2016年岩波新書)を先に読んでしまいました。その前の時評集がこれで(2008年~2013年)、ここには民主党政権や東日本大震災についての時評が非常に興味を引きました。高村さんは政権に対しては批判的だということで、民主党政権についてもおかしなことはおかしいと言われています。民意を代表しているこのような方が書かれていることは非常に参考になります。

2023/09/09

ぐうぐう

2008年から2013年に掛けて発表されたコラムを収録した『作家的時評集』。この期間に起きた出来事について高村薫は当然、リアルタイムでコラムを書いている。次の展開を予測しながらも、その予測(あるいは期待)が外れることもある。ゆえに、10年近く昔のコラムを読む行為は、歴史を振り返るポジションに自分がいることの(つまりはコラムの先の未来を知っていることの)、そんなズルさを覚えてしまう。ただ、高村は、予測が間違っていたことや、期待が裏切られたことについて、すごく真摯に記している。(つづく)

2017/07/16

シンドバッド

10年経っていない、2008年が、もっと過去の記憶になっていた。 失われた10年ともいわれているが、実は、今も失いつつある時代に生きているのではないだろうか? 危ない時代への予兆、あるいは、国民の意思と関係なく、一部の政治家が、国家とそおいて国民を、危ない時代に踏み込ませる時代は、一体、近い将来から見たときに??と考えながら読み進んでいる。

2014/06/30

Prussian_Blue

著者の時評を読む度に自分がいかにものを知らないかを思い知らされます…。ただ著者の教養レベルはご自分で仰るほどには「同世代なら当たり前だった」ものではないのではないかなあと。自分の身の回りの「大人」を見てのことですがwかくいう自分もテレビが政治の唯一の情報源という体たらくですが、言葉に表すことができない違和感を覚えたときの言語化の道標として著者の時評をこれからも追いたいと思います。B

2014/06/25

ウメ

心に留めておきたい一文。「自問自答ができる人は、そう簡単に敗者にならない」「情報化社会とは、人が個々にピンポイントで世界を切り取るようになった結果、個人にとって世界がそれぞれ縮小し続ける社会なのである」

2016/07/13

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