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天涯の花 (集英社文庫)

天涯の花 (集英社文庫)

天涯の花 (集英社文庫)

作家
宮尾登美子
出版社
集英社
発売日
2000-09-20
ISBN
9784087472363
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天涯の花 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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goro@80.7

お山だけでの生活はもっと厳しいだろう。もっと世間を見てからでも遅くないとは要らぬお節介ではありますが珠ちゃんが幸せであればそれでいいです。キレンゲショウマを見に剣山に登りたいです。

2020/05/12

Shoji

山岳雑誌で紹介されていたので手に取りました。徳島県の剣山を舞台とした、ある少女の成長物語です。実の親を知らない主人公の珠子は、幼少時代は養護施設で育ちます。その後、剣山にある剣神社の神職に引き取られ、少女時代を過ごします。厳しい自然、不自由な山奥での暮らしの中で、傷付くことを繰り返しながらも少女から大人へと成長して行きます。じんわりと心に沁み込むいいお話でした。良書だと思います。

2021/06/26

T2y@

四国剣山への旅でこの本を知り、ちょうど一年後に読了。現在は車とリフトで比較的登りやすい(それでも道中は酷道ですが)この山、その完成前後の昭和30年代が舞台。孤児から剣神社に養子に入った主人公珠子と、安徳帝と平家伝説が残る剣山と祖谷。それぞれの過去と今と未来への思いが折り重なる。植物解説の件で牧野博士の名前もあり、らんまん繋がりも感じたのでした。

2023/10/07

ほっそ

大好きな宮尾作品。 電気もなく、雨水や沢の水を頼る生活。自然は美しいけど、時に牙をむく。そういう描写が、今の私には心にしみます。

2011/05/13

バーベナ

施設に育った珠子は15歳になった時、徳島県の霊峰:剣山の神主夫妻に養女として迎え入れられる。めったに下界に下りることの出来無い、雪深い山中での生活。お山での楽しみはひっそりと咲くキレンゲショウマ。気がついたらお山の世界に引き込まれて、20歳を迎えて年頃になった珠子の恋を、手に汗握りながら応援していました。

2011/10/22

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