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宮尾本 平家物語 四 玄武之巻 (文春文庫 み 2-12)

宮尾本 平家物語 四 玄武之巻 (文春文庫 み 2-12)

宮尾本 平家物語 四 玄武之巻 (文春文庫 み 2-12)

作家
宮尾登美子
出版社
文藝春秋
発売日
2009-01-09
ISBN
9784167287122
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宮尾本 平家物語 四 玄武之巻 (文春文庫 み 2-12) / 感想・レビュー

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金吾

平家物語は好きな話ですのでいろいろな方が書かれた平家物語を読んでいますが、宮尾さんは最も女性視点がかかっているように感じました。そこが斬新に感じる部分であるとともに、政治や戦いの部分はあっさりしすぎているように感じ物足りなく感じる部分もありました。しかし読み終わってみると、平家物語の主題から考えるとこれでいいのかなと思っています。

2023/11/07

noémi

一巻から四巻の中頃までは、拙い手で描かれた水墨画といった感だが、義経の一の谷合戦のあたりから、熟練の絵師の、目にも絢な金銀砂子を蒔いた極彩色の絵草子と変化する。傲岸不遜で怯懦することを何よりも嫌い、勇猛果敢に戦う義経。特に那須与一の扇を射抜くくだりは、名場面で知られており、緊張優雅の極み。知盛、教盛、教経などの平家の智将たちの滅ぶさまは潔く、哀れで美しいが、宗盛親子の浅ましく見苦しい最期は何としたことか。それ以上に後白河院の大変節漢ぶりには呆れる。そして頼朝の冷血漢ぶりにも。しかし、これも一つの処世術。

2012/08/22

サティ

う~ん・・・何といっていいのか・・すごかったねぇ。。。初めて読む。歴史物語・・。作者がよかったでしょうか。どんどん引き込まれていきました。これを機に他の歴史物語も読んでみたいです。今度は源氏視点で平家を見てみたい。

2012/06/30

おと🐾

4巻からなる大作。読めて良かった。

2023/02/20

伯爵夫人

4巻はもう平家滅亡の話なのでなかなか読んでいて辛い。 宮尾本はやはり軍記物で男性目線ばかりの多くの平家物語と違い、時子や宗子の女性ならではの視点が入ってくるところに共感を覚える。また安徳天皇の血を残したいと禁手を使ってしまうところもたまらん。

2023/11/21

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