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赫奕たる逆光: 私説・三島由紀夫

赫奕たる逆光: 私説・三島由紀夫

赫奕たる逆光: 私説・三島由紀夫

作家
野坂昭如
出版社
文藝春秋
発売日
1987-11-01
ISBN
9784163100500
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赫奕たる逆光: 私説・三島由紀夫 / 感想・レビュー

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アマニョッキ

野坂昭如氏による三島由紀夫論。まずタイトルからして素晴らしい。ぐっとくるやつだ。内容も面白かったが、野坂昭如の自伝と並列で描かれているので、最後の方は三島由紀夫よりも野坂昭如に傾倒してきてしまった。野坂昭如の文章やっぱり好きだな。近くにいたら絶対惚れてる。

2017/09/01

シッダ@涅槃

やっぱ野坂氏は小説より、エッセイやノンフィクション体の文章の方が面白い。こんな本を紹介して下さったアマニョッキさんに取り分けて感謝を。

2017/09/10

風に吹かれて

三島は十二歳まで祖母と過ごした。それは有名な話だが、しかし、祖父はどのような人間だったのか。野坂の論は祖父のみならず、祖父の祖父の出自にまで及ぶ。三島の生育に関わる部分は数多の著作に寄っているようだが、三島を生んだ土壌のようなものを理解できたと思う。それらを前提にした野坂の『仮面の告白』論は、とても面白かった。そして、三島の最期に至る精神の軌跡の建て方は、野坂節ともいえる文章の面白さもあって、読ませる。三島の生そのものを提示したユニークな本だと思う。タイトルどおり野坂の「私説」だとしても。

2016/10/12

Gen Kato

再読。野坂昭如自身の生い立ちと重ね合わせて描かれた正統な三島文学論。とにかく滅法面白かったです。書名も素晴らしい。

2015/03/21

アネモネ

三島由紀夫の生い立ちと野坂さん自身の生い立ちを重ねながら人となりを分析していて、わかりやすかった。作者のことをある程度わかった上で作品を読むと、より面白く読める気がした。

2019/03/12

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