読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

私の百人一首 (新潮文庫)

私の百人一首 (新潮文庫)

私の百人一首 (新潮文庫)

作家
白洲正子
出版社
新潮社
発売日
2004-12-22
ISBN
9784101379098
amazonで購入する

私の百人一首 (新潮文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

まる

確かに「私の」といった感じで著者の好き嫌いが表れているように思います。解説にもあるとおり一首につき同じ分量が書いてあるわけでないところからもよくわかります。私自身、あまり考えずに何となくで好きな歌というのがあったのですが、その好きな歌についての文が、それよりもこっちの歌の方が出来が良いように思う、というような内容だと少ししょんぼりしてしまいました。私に学がないからか、感性が合わないのか…(恐らく前者でしょう)百人一首の順番にも意図があったとは考えたことがなかったので、楽しかったです。

2016/02/20

つねじろう

阿刀田さんの本も面白かったが、男性目線だったので女性目線で見るとどうなるか興味が湧いたところで本屋さんで目に留まった。白洲正子さんは初読み、想像してたより折り目正しい語り口で読んでる方の背筋も自然と伸びて来た。歌人の人物像やその時代背景まで丁寧に解説してくれ新たな発見が沢山あった。六十の手習いと言いながら、ことたまを理解しないと歌の意味がなく、それには自分の学問が不足すると嘆く謙虚さが格好良い。一方で在原業平等の好い男の解説は長いと言う可愛いらしさも良い。

2014/02/05

メタボン

☆☆☆ 年末年始にふさわしく、百人一首で日本の心に触れる。白洲さん、なかなかに厳しい評価をすることがあるんだなと意外に思った。「白妙の衣ほすてふ」は山にたなびく白雲と私はずっと解釈していたが、この解釈は少数なのかな。似たような語句が多いのが気になる。これは以前読んだ織田正吉の「絢爛たる暗号」にも書かれていることだが、定家が意図してパズルのように選んだのではというのも、あながち推測とも言えない気がする。

2018/01/03

絹恵

小倉百人一首の撰者である藤原定家の人情、そして白洲正子さんのお人柄が滲み出た一冊です。囁くように、叫ぶように、詠まれた心に私たちはいま心を重ねて感じられます。そうして自ら歩み寄ることで詠み人知らずの心にも触れることが出来るのだと思います。また学問を楽しむという心意気がより一層、清らかな調べとなって胸に響きました。

2014/08/24

百人一首は高校生のときに暗記したくらいの関わりで、それらももう半分は忘れてしまっているという状態で読み始めたのだけど、楽しめたのでよかった。いや、たぶんもっと自分の中に歌が染み込んでいたら、なお楽しめるのだろうけど。次に読むのはその時だ。白洲流の解釈・鑑賞から彼女の好みが垣間見えるのがおもしろい。定家を「性格は不愉快な人物」とばっさり言ってるのには笑ってしまった。(一応その発言後フォローはしているけど)ここまで味わえるようになったらさぞ楽しいだろう。ここを目指したい所存。

2019/09/10

感想・レビューをもっと見る