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忘れてはイケナイ物語り (知恵の森文庫 t の 3-1)

忘れてはイケナイ物語り (知恵の森文庫 t の 3-1)

忘れてはイケナイ物語り (知恵の森文庫 t の 3-1)

作家
野坂昭如
出版社
光文社
発売日
2013-05-14
ISBN
9784334786267
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忘れてはイケナイ物語り (知恵の森文庫 t の 3-1) / 感想・レビュー

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sk4

知る人ぞ知る、『火垂るの墓』の原エピソードを含む戦争体験集。 沖縄では【慰霊の日】というのがあるんですが、それに合わせて読みました。 戦争は全てを狂わせる。 『火垂るの墓』で餓死した妹の後を追うように兄、清太は野たれ死ぬが、本物の清太である野坂は生き残った。生き残って、そして悔いる。俺が妹を殺したんだと。 周りは「仕方がないよ。戦争のせいだ」と慰めるだろうが、本人にしてみれば永遠に消す事のできない、妹の分を食べてしまった、妹の死因は餓死、という事実。 戦争が残した見えない傷あと。 心に刻みたい。

2013/06/27

こず

戦争は悲しい。1歳の息子を思いながら読んだ。私達が戦時中に生きていたらと想像すると、胸がしめつけられて苦しくなる。絶対に戦争はしてはいけない。

2016/07/27

和泉花

買ってみて、読んでみてよかった。戦争の体験談集。最初の野坂昭如さんの文章が素晴らしく、沖縄体験談への心構えができるんだけど、いきなり沖縄ではじまるのは重い。その次は、出征で特攻隊の話が数点あるのでさらに重い。皆さん文章がうまく、情景が思い浮かぶようだった。

2014/08/11

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