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Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

作家
恩田陸
井上荒野
三浦しをん
川上弘美
桜木紫乃
糸井重里
小山薫堂
出版社
文藝春秋
発売日
2020-11-26
ISBN
9784163912981
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Seven Stories 星が流れた夜の車窓から / 感想・レビュー

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ちょろこ

夢気分の一冊。豪華寝台列車「ななつ星」に乗車し豪華作家陣に連れ出されたレール一本の大海原の旅。静かな揺れに身を任せ、レールの音に耳を澄まし、流れゆく星空を目にするたびにそっと何かを人は心に拾っていくのかもしれない。それはどこかに置き忘れたままの時間だったり、心、想いの再確認だったり。それをしっかり胸に仕舞い込んだらまた新たなスタート。新しい服を纏うように。旅ってそうやって人を着替えさせてくれるのかもしれない。七つの旅物語、一緒に旅するような夢気分。レールの旅、憧れるな。荒野さん、しをんさん、良かったな。

2021/02/15

けんとまん1007

装丁のとおり、夜汽車の香りがするし、そんな光景が、空気が似合う七つのピース。どれも、いい味わいを醸し出している。夜汽車・・・随分前になるが、夜汽車をよく利用していた頃のことを想い出した。急行列車の硬い座席だったり、寝台車の空間だったり・・・。あれはあれで、人間臭さもあったよなあ~。

2021/03/28

hiro

JR九州のクルーズトレイン『ななつ星』をテーマにした小説とエッセイのアンソロジー。列車に負けず、小説はすべて芥川賞または直木賞を受賞した作家という豪華な顔ぶれで、期待通りだった。特に、60歳を過ぎて結婚したが急死してしまった夫が、ななつ星で一人旅をする妻・波瑠を見守っているという井上さんの「さよなら、波瑠」と、抽選に当たって離れて住んでいる母とななつ星で旅をすることになった娘が、コロナのため運休となり、リモートで旅にでるというこの時代の母娘を描いた川上さんの「アクティビティーは…」が特に心に残った。

2021/02/07

machi☺︎︎゛

豪華寝台列車ななつぼしを舞台に書かれた5編の短編と2つの随想。寝台列車って聞くだけで何かワクワクドキドキする。実際寝台列車に乗って北海道に行った時の事を思い出しながらセンチメンタルな気持ちで読了。ロマンチックな話や切ない話、作家さんは違えども舞台は同じななつぼしという事で統一感があり、もっと長く読みたいと思った。川上弘美さんの話にもあったようにYouTubeで旅をしたくなった。

2021/05/24

あすなろ

九州を巡る豪華列車ななつ星。それに纏わる掌篇を豪華7人の作家が編む。これだけでこの鬱々としたGWに旅行も行けぬ我等読書人&旅行好きは手に取りたくなる一冊。僕も読友さん達に教えられ早速豪華列車の旅へ。正直、もう少し描き加えて欲しい気もするが、此処は良しとして豪華作家さん達に誘われる旅情に身を任せてみたいところである。ただ面白いもので、こうしたとびきり贅沢なテーマのアンソロジー物でも大好きな桜木氏や三浦氏等に特に惹き込まれるのだが…。

2021/05/04

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