KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

失われた町

失われた町

失われた町

作家
三崎亜記
出版社
集英社
発売日
2006-11-24
ISBN
9784087748307
amazonで購入する

失われた町 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

遥かなる想い

町の消滅に関わった人々の人生を 描いた作品である。 汚染された町と人々の消滅… 失われた人への想いが哀切に描かれる。 エピソード毎の視点の切り替えが ゆっくり 一つの物語へと繋がっていく。 消滅の真実がなかなかわからない、 もどかしさはあるが、喪失の哀しみを丁寧に描いている…そんな作品だった。

2022/10/10

ALATA

今夜、月ヶ瀬は失われる。町の意志によって残るもの、消えるもの、消滅に抗って孫の面倒をみていたい…こんなストーリーは哀しい。このやるせない運命を粛々と受け入れることはあまり納得できないなぁ。終章の「エピローグでありプロローグでもある」ということは続きもあるの?★2※ウィルスミスの「アイ・アム・レジェンド」のような物語と思って読んでみたら、謎が謎のままで終わってしまった、トホホ。

2023/11/08

ミロリ

難しかった。町の消滅や分離についてもっと知りたい……分かりにくく消化不良。別冊でそれ専用の解説みたいなものがあっても良いくらい。町の消滅について直接的に迫るエピソードは興味があって面白かったけれど 町とはかけ離れたような音楽関連の部分はイマイチだった。 登場人物が多い割に混乱せず楽に読めたのは良かったと思う。愛着が湧いてきたころに過去形で死を知らさせるのはちょっと切なかった。 ペンション『風待ち亭』と由佳×勇治の話がお気に入り^^ 曖昧にこの世から去るより 死因をもらえる去り方をしたい。

2014/02/20

kishikan

バスジャック、となり町戦争に続く三作目、だんだん文章にシャープさ奥行きが出てきていると思う。良い作品。

2007/05/06

ラグエル

実は読んでいる途中です。読み終わっていません。でも、思わず書き込みしてしまいました。つらい。つらすぎる。読むのに、すごいエネルギーを使う。考えさせられて、止まらない。同じところを何度も行ったり来たりしている。ここには、福島や、宮城や、岩手で起こっていることと同じようなことが起こっている。被災者には、これは読めない。つらすぎる。そうでない方々、読んでください。読み直してください。そして、想像してください。これはフィクションであるにもかかわらず、ドキュメンタリーや報道にはない、現実が、書いてあります。感じて。

2011/04/29

感想・レビューをもっと見る