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百人一首 (河出文庫)

百人一首 (河出文庫)

百人一首 (河出文庫)

作家
小池昌代
出版社
河出書房新社
発売日
2023-12-06
ISBN
9784309420233
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百人一首 (河出文庫) / 感想・レビュー

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Oka

目に留まったため購入。これまで知らなかった内容もあり、勉強になった。百人一首は改めて読むと文体も美しく、興味深い。また読み直してみたい。

2024/02/10

k

一首ごとに、簡潔な文法や歌枕、詞書、作者などの説明とともに筆者の読み解いた世界が語られて、とても楽しく読めた。訳がどれもわかりやすいのに見事な詩でかっこいい。特に“白露に〜”“やすらはで〜”“嘆けとて〜”が気に入った。特別扱いを承知でと言って和泉式部の代表歌があげられていて、その訳も読んでみたかった。百人一首の撰者が定家というのが疑問視されているというのは驚いた。

2024/01/30

Moish

単行本(全集)でも読んだが、コンパクトサイズで手元に置いておきたくて購入。何度も読み返したい。なんといっても、詩人・小池昌代さんの訳・鑑賞文・全集版あとがき・文庫版あとがきが秀逸。なるほど、とうなる。全集のときのお気に入りは式子内親王の歌だったが、今回、琴線にもっとも触れたのは、「秋風にたなびく雲の絶え間よりもれ出づる月の影のさやけさ」(左京大夫顕輔)。「たなびく」と「ただよふ」の違いに納得。「もれ出づる」「さいやけさ」という、美しすぎる日本語の用法。そのときどきの心のあり様で、好きな歌が変わってきそう。

2024/03/12

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