絶望しても「孤独」ではないと思える心温まる名言集。NHK〈ラジオ深夜便〉の人気コーナー、書籍化第2弾『絶望名言2』
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『NHKラジオ深夜便 絶望名言2』(頭木弘樹・NHK〈ラジオ深夜便〉制作班/飛鳥新社)
どうしようもなく辛い状況に陥った時、「それはしんどかったね…」と、ただただ共感してくれる人の言葉に救われたことはないだろうか? 絶望的な事態を、無理に前向きに捉えて勇気づけるわけではなく、相手の心の痛みに思いを寄せ、共に悲しむ。そうされると、少し孤独が和らぎ、気持ちが落ち着いてくるから不思議である。
NHK〈ラジオ深夜便〉の人気コーナー、古今東西の文学作品の中から、絶望に寄り添う言葉を紹介し、生きるヒントを探す、シリーズ『絶望名言』の書籍化第2弾『NHKラジオ深夜便 絶望名言2』(頭木弘樹・NHK〈ラジオ深夜便〉制作班/飛鳥新社)も、落ち込んだ人間にそっと寄り添うような優しさを持つ1冊だ。
著者の頭木弘樹さんは、20歳の時に、難病・潰瘍性大腸炎を発症。13年間にわたる療養生活を送り、現在は文学紹介者として、悩み、苦しんだ時期に、心に沁み入った言葉を「絶望名言」と名付けて紹介している。本書は、アナウンサー・川野一宇さんとの掛け合いはもちろん、放送の内容を完全収録…