ずるずる、ラーメン (おいしい文藝)
ずるずる、ラーメン (おいしい文藝) / 感想・レビュー
しんたろー
ラーメンバカの私としては未読なのが恥ずかしい気持ちで、急いで借りて読んでみた…期待した割に面白い話はなく2時間程で読み終えたが、スタンスの違いが色々あって楽しめた。特に、沢木耕太郎さんの海外に長くいる時に恋しくなる食べ物としての記述は大きく頷いたし、内館牧子さんの弟さんと自分も同じだった。そして、島本理生さんのラーメン愛に親近感を感じ、未読の作家さんなのを反省したほど(笑)。意外だったのはインスタントの思い出話が多かった事で「隠れた国民食」かも知れないと思った。久々にインスタントを作って家族で食べたい♪♪
2018/02/27
ひめありす@灯れ松明の火
ああ、ドクトルまんぼうに最近主流になりつつある『ちょっと高めの5個で250円とかしちゃう高級袋麺』を作ってご馳走してあげたい。ラーメンといえば小池さん、なので藤子先生の漫画が嬉しい。小池さんのもじくさしている所が初々しくて可愛い―、と思っていたら!オバQはアレ?足があるの?オバQって被りもの?本体はどうなってるの~??と今更ながら疑問が噴出しました。台湾の壺で作るラーメンスープと、トルコ風ラーメンが美味しそう。初読み作家さんも多かったけれど、失敗談が多くてそんなに食指は動きませんでした。ラーメンだけにね!
2014/12/21
あつひめ
ラーメンについてのエッセイを集めたものだが、ラーメンには様々な思い出があるものだ。味の良し悪しもだけでなく、誰とどんな風に食べたか…ということまで記憶に残るラーメン屋さん。私が未だに理解に苦しむのは、飲んだあとのラーメン。足元も覚束ない千鳥足なのにラーメン行こうラーメン。あの、酔客にそう思わせるラーメンの魅力を残念ながら私はまだ味わっていないのだ。たかがラーメン。されどラーメン。店舗や、屋台、自宅で作るインスタントにお湯を注ぐカップ麺。日本人のアイデア満載のラーメンは、嫌いな人は少ないと思うなぁ。
2015/03/03
依空
おいしい文藝シリーズ第2弾は、ラーメン。著名人によるラーメンについてのエッセイが32名分、ぎっしり収められています。読み始めて意外に思ったのは、美味しいラーメンではなく、不味いラーメンの話が多いこと。それくらい、不味さというのは記憶に残るし、ネタにもなるってことなんだろうな。屋台にインスタントにカップ、美味しいどころか不味いラーメンまで登場するエッセイだけれど、愛に似た熱い思いが込められているのはみんな同じ。特に宮沢章夫さんと島本理生さんの話には、愛ゆえに笑い話になっていて、思わず吹き出しちゃいました。
2016/03/17
みかん🍊
ラーメンに纏わる33人の短いエッセイ、小説家だけでなく評論家、漫画家、写真家、詩人、俳優、いろんなジャンルの方々のラーメン愛、拘り、薀蓄。美味しいラーメンだけでなく、死ぬほどまずいラーメンの話は最後のオチででもこれだけは美味しかったとなるのか思ったら、最後の最後まで不味かったのには笑えた。ラーメンの思い出やインスタント麺についても書かれている、ラーメン愛いっぱいのエッセイ集です。
2014/08/07
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- 出版社
- 光村図書出版
- 発売日
- 2023-06-26
- ISBN
- 9784813804383